【海外建築】TECGLASS社：ガラス業界にとって欠かせないバードフレンドリー（鳥類保護）ガラス

2022年5月21日に配信いたしました「鳥類保護ガラス」は、合わせガラスの中間膜に関する技術でしたが、今回はTECGLASS社の印刷技術による「鳥類保護ガラス」についてお届けいたします。

TECGLASS社は、スパンドレル、合わせガラス、曲げガラス、複層ガラスなど、さまざまな用途に対して好適なパターンを有した鳥類保護用のデジタル印刷ソリューションを提供します。

ヨーロッパ最大級のガラス加工メーカーであるTVITEC社は、このほど、大規模プロジェクト「Bay View Googleキャンパス」にガラスを提供しました。

TVITEC社は、このビルの外壁に20,000メートル以上のガラスを製造しました。ビルの建設において重要な役割を担ったのが鳥類保護ガラスであり、このガラスを使用した持続可能性の高い複層ガラスによってビルは構成されています。Google社の新しいオフィスのファサードにデジタル印刷されたパターンデザインは、主に2つの目的に基づいて考案されました。1つ目は、ガラスに印刷されたパターンでGoogle社の企業イメージを反映させることができ、カリフォルニアの企業であることを容易に関連付けることができるようにすることです。そして2つ目は、装飾ガラスを主役としつつ鳥類保護を達成させることです。

TECGLASS社は、独自のデジタル印刷技術の開発により、人間の目には透明なガラスの美しさを保ちながら、鳥の安全を確保するための視認性のある印刷を実現しました。装飾ガラスの最新技術との組み合わせによって、鳥類はガラスに対する衝突を避けることができます。この印刷技術は、プロジェクトの性質がいかなるものであっても、適用される色あいやパターンに関する柔軟性や多様性を提供することが可能です。

TECGLASS社の「JETVER」インクシリーズの極めて高い耐久性と耐薬品性により、表面処理やLow-eガラスへの直接塗布など最も要求の厳しい用途にも使用できます。TECGLASS社のセラミックインクとパターンは、鳥に優しいガラスアプリケーションに理想的なソリューションであり、反射やぎらつきを大幅に減らし、鳥類にガラスを認識させて衝突を避けるための視覚障壁を提供します。

さらに、デジタル印刷ならではの利点として、鳥類との衝突を大幅に減らすことが実証されている「2×4ルール」という標準的なガイドラインを守りながら、より複雑なデザインパターンで鳥にやさしいガラスを製造・提案することが可能です。

＜今回のメーカー＞
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