【海外建築】スペインのTvitec社とCricursa社による新たなパートナーシップ

パリ市内のLa Samaritaine ビルに使用されている迫力のある曲げガラスファサード

スペイン国内ではもちろん、欧州でも最大規模のガラス加工メーカーであるTvitec社は、同じスペインのCricursa社の買収し、高機能板ガラス及び曲げガラスに関して、市場で最も包括的かつ多種類な製品ラインナップを供給する体制を整えたことを発表しました。

Tvitec社とCricursa社のパートナーシップは、営業的な側面に留まらず、技術面の相互協力も含まれています。Cricursa社は特に曲げガラスの分野において市場から高い評価を得ており、これまで世界でも有数のアイコニックなプロジェクトに参画してきました。そうしたプロジェクトで、100年近く培われてきたノウハウや知見に、Tvitec社の技術力、資本力や組織力が掛け合わされることで生まれるシナジー効果は絶大と見られています。

今回の買収は、ともに高機能板ガラス・曲げガラスの分野において有数の技術力を持つ2社が、生産施設や能力を統合させるという点でも注目されています。両社により開始される新事業は、スペインだけではなく、世界市場をターゲットにしたものであり、既にグローバル市場で活動するTvitec社が、同社の世界でのブランド評価をさらに向上させるため、より世界市場に対する注力を高めていくと見られています。

世界的にも有名なこの2社のガラス加工メーカーは、相互の営業・技術協力を行うことで、新たなシナジーを創出し、品質、精度、革新性、価格といった多様な面で現行より高いレベルを実現する取り組みを行っていくと発表しています。Tvitec社は既に世界市場で高い競争力を持っていますが、今回の買収でその勢いを増すと見られています。

またTvitec社は、Cricursa社の持つ曲げガラスの技術力を高く評価しており、今後、革新的かつ高品質で高い意匠性を持ち、省エネや環境保護を目指した物件にも実績のある同社の曲げガラスをTvitec社の販売網でより積極的に展開していくとの事です。

Tvitec社とCricursa社の高機能板ガラス、曲げガラスは既にニューヨーク市のランドマークプロジェクトであるOne Manhattan Westや、カナダ・カルガリー市のBrookfield Placeおいて使用されています。さらに、Tvitec社は直近で新しいGoogle社屋であるBay View Big Heatherwick Studioに使用される全てのエコガラスを提供し、Cricursa社は、フランス・パリにおいてLa Samaritaine(SANAA)に印象的な曲げガラスをファーサード用に提供するなど、両社は積極的な展開を続けています。

アメリカ・ニューヨーク市One Manhattan West 外観
フランス・パリ市La Samaritaine 外観

TGM wayでは、今後も当社取扱い商材やメーカーに限らず、海外の展示会や業界情報、建築に関する情報など、多様な記事をアップしていく予定です。

※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています

※情報出展元:glassonline.com 2022年6月22日掲載「Tvitec and Cricursa: most complete offer of flat and curved glass」


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中