【海外情報】 中国 ガラス 加工 設備 メーカー の 発展 の軌跡

2026年4月7日(火)から10日(金)までの4日間、中国・上海にて「中国国際ガラス産業技術展示会(China Glass 2026)」が開催されました。株式会社TGMも本展示会を視察し、現地の様子を3回に分けてレポートいたしました。

そのレポートでも報告いたしましたが、中国ガラス加工設備メーカーは単体機を中心とした展示を行いながらも、前後工程を含めた総合的な加工設備のラインナップを提示しており、単体機器メーカーから総合設備メーカーへと進化している様子が明確に見て取れました。これは、顧客が求める「一貫した生産ライン構築」や「設備間の連携強化」といったニーズに応えるための動きであり、中国メーカーがシステムインテグレーションの領域へ踏み込んでいることを示しています。

China Glass 2026会期中に、中国でも有数なガラス加工設備メーカーの一つであるEASTGLAZ社 (中国国内社名ではLijiang Glass社)のGeneral Manager of SalesのJune Guo氏がゲストスピーカーとして、「中国ガラス加工業界-二つの「スピード」と二つの「情熱」を題材に講演を行い、中国ガラス加工設備メーカーが「一貫した生産ライン構築」や「設備間の連携強化」といったニーズに応えるまでの軌跡を説明しています。

今回はその講演内容をEASTGLAZ社から特別な許可を得ることができたので、TGM wayでご紹介いたします。

中国ガラス加工業界-二つの「スピード」と二つの「情熱」
中国のガラス加工設備および市場における30年近い発展の歴史、技術革新、そして将来のトレンドについて、グローバルブランドEASTGLAZ(Lijiang Glass(リージャン・グラス))社を中核的なケーススタディとし、中国のガラス製造が「単体機」から「工場全体のインテリジェントなターンキーソリューション(鍵を回せばすぐに稼働できる状態で、すべてを丸ごと納品する)」へと飛躍的なアップグレードを遂げたことを説明します。

第一のスピード:開発スピード
第一の「スピード」
が指し示すのは、約30年にわたる中国・Lijiang Glass社の開発スピードです。

 

EASTGLAZ(Lijiang Glass)社の技術研究開発センター

 

技術の変遷:単体機からインテリジェントな工場全体ソリューションへの飛躍

技術アップグレードの歩み
1997年:シンプルな複層ガラス用単体機  → 2026年:フルオートメーション・インテリジェント・デジタル化された工場全体のターンキープロジェクト
中国の製造水準 / 1997年時:

中国の製造水準 / 2026年時:

工場全体のターンキー対応能力
すべてを網羅するワンストップ・ソリューション「ひとつの窓口で、必要なすべてのサービスや製品を、一ヶ所で完結(一気通貫)」を提供します。切断、洗浄、強化加工、複層ガラス加工、合わせガラス加工など、生産ラインの全工程をカバーし、工場のレイアウト設計も個別にカスタマイズ可能です。

 

デジタルツインによる「仮想工場(シミュレーテッド・デジタルツイン・ファクトリー)」の構築

 1.リアルタイム監視と故障予兆の早期検知
 2.稼働状況のシミュレーションと生産プロセスの最適化 
 3.仮想空間でのシミュレーションによる、リスクゼロの技術実証
 4.ライフサイクル全般にわたるデジタル管理
 5.データ駆動型の科学的かつ効率的な意思決定
 6.省エネルギーとコスト削減、および全体収益の向上

企業の強み
26,000㎡のデジタル・インテリジェント工場
を擁し、世界中で10,000社以上の顧客から信頼を獲得。

中核事業
インテリジェント・ガラス保管システム、複層ガラス製造機械、および工場全体のターンキーソリューション。

グローバルサービス
インド、サウジアラビア、東南アジア、中央アジア、ヨーロッパなどの地域をカバーするグローバル・アフターサービスセンターを展開し、24時間年中無休で国際的な技術サポートを提供。

技術提携・認証
シーメンス(SIEMENS)社
との深い協力関係、複数の資格を持つ認定エンジニアの在籍、および2026年に完成予定の最新技術研究開発センター。

第二のスピード:顧客の発展スピード
第二の「スピード」
が象徴するのは、中国のトップ30企業に名を連ねるYAOHUAグループ—すなわちLijiang Glass社の主要顧客である同社の目覚ましい発展スピードです。

ベンチマーク工場(YAOHUA社)の設備能力:
• 切断ライン: 7ライン
• 強化炉: 5基
• 複層ガラスライン: 4ライン
• 合わせガラスライン: 3ライン
• コーティングライン: 2ライン

強化ガラスの最大サイズは、3.3m × 15mに達し、中国におけるガラス加工技術の最高水準を象徴しています。
写真に写っているガラスは、Lijiang Glass社のお客様であるYAOHUA Glass社より供給されたものです。 同社は、中国のガラス製造および加工分野における目覚ましい発展を体現する、業界トップクラスの企業です。

Australia- Eight Department /YAOHUA CHINA:
オーストラリア ── エイト・デパートメント(Eight Department)

/ YAOHUA社 中国

 

Zambia- Lusaka Airport/YAOHUA CHINA :
ザンビア ― ルサカ空港 / YAOHUA社 中国

第一の情熱:リーダーシップ
第一の「情熱」が指し示すのは、リーダーシップという個の力がもたらす強力な推進力です。
リーダープロフィール: CEO Ted Han(ハン・ジンチャン)氏は、30年の業界経験を持ち、中国建築用ガラス協会における重要人物。同氏は「Lijiang社グローバルブランド名:EASTGLAZを牽引し、世界トップクラスのガラス機械ブランドへと成長させました。

第二の情熱:核となる技術力
第二の「情熱」
が注がれるのは、単体機から完全なインテリジェント生産管理システムへの転換です。
 • 独自の特許技術にデジタルツインと高度なシミュレーション技術を組み合わせ、設計ミスゼロのシステム設計を保証
 • 6S/SOP標準化システム(※)により、従来の組み立てからインテリジェント製造への転換を実現
 • 6つの中核ソリューションを網羅する製品ポートフォリオ : AI外観検査、自動フィルムコーティングおよび包装、超大型ガラス加工、自動TPS/スペーサー、コスト効率に優れたソリューション、工場全体のターンキープロジェクト

 ※6S/SOP標準化システム:6Sで現場の基盤を整え、SOPで作業を標準化し、それらをシステムで一元管理して「品質、安全、効率」を高める仕組み

インテリジェントなERP(統合基幹業務システム)、SOP(標準作業手順書)、およびPLM(製品ライフサイクル管理)間での完全なデータ相互運用を実現。ペーパーレスな生産エコシステムを構築し、中国におけるスマート工場のベンチマーク(指標)となるべく邁進します。

核心的強み: 「よりシンプルに、よりスマートに、より効率的に」という理念のもと、デジタル技術によってガラス製造を再構築します。世界中のお客様へ、コストパフォーマンスに優れた、全工程を網羅するインテリジェント工場ソリューションを提供します。

将来の動向: 中国のガラス機械のグローバル化を推し進め、技術革新を通じて業界をリードし、世界最高水準のガラス機械ブランドを築き上げてまいります。

講演者の紹介:Ms. June Guo
EASTGLAZ社 海外マーケティングのGeneral Managerであり、EASTGLAZ社の株主でもあるMs. June Guoは、ガラス加工分野で24年以上の豊富な経験を持つ、業界屈指の起業家です。経験豊富なバイリンガルスピーカーとして、中国ガラス組織委員会から正式に招待され、China Glass 2026で基調講演を行い、中国ガラス加工業界の発展動向について講演。


※本記事は、EASTGLAZ社 に特別な許諾を得て掲載しています。


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中国・EASTGLAZ社



本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com




			

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