【ガラス設備】最新設備とノウハウでファサードに挑み続けるQ4 Glass社(後編)

ポーランド・Q4GLASS社
Paweł Stemporowski氏 (左) and Piotr Hajdamowicz氏(右)

ポーランドに拠点を持つガラス加工メーカーであるQ4GLass社は、2010年創業と、ガラス加工メーカーとしては比較的浅い歴史を持ちながら、創業以来特にファサードに特化する事で、ポーランド国内や欧州において実績を積み重ねてきました。

同社のプロフィールやプロジェクト例、マネージメント陣へのインタビュー、また同社が導入した最新設備について、前後編の2回に分けてお届けいたします。

前編となる前回の記事では、Q4Glass社の設立背景やプロフィール、同社のコンセプトやプロジェクト実績等をご紹介しました。後編となる今回は、同社のプロジェクト例紹介の続きや、経営陣のインタビュー内容、また同社が導入した最新設備などをご紹介します。なお、前編は下記からご覧いただけます。


Q4Glass社は、創業が2010年で、現在は200名の従業員、約13,000㎡の加工工場を有しています。同社は複層、合わせ、強化、装飾印刷など多様な加工に対応した総合加工メーカーであり、特にファサードに特化する事で、独自の立ち位置を確立してきました。

同社は多様な施設を対象とした特殊なファサード案件を多数実施してきており、前回に引き続きその内の一例をご紹介いたします。



Kashubian Philharmonic-ベジヘロボ市

物件名:Kashubian Philharmonic (ポーランド・ベジヘロボ市)

2013年にポーランドで新築された本商業施設では、強化合わせガラス及び強化合わせ複層ガラスが外装に用いられました。Q4Glass社では合計で約2,000㎡のガラスを供給しています。通常の矩形ガラスに加え、特徴的な円筒構造体と組み合わせる部分では異形ガラスも使用されており、難易度の高いプロジェクトとなりました。

Szczecin Philharmonic-シュチェチン市
COPYRIGHTS © 2022 PAWEL PANICZKO ARCHITECTURAL PHOTOGRAPHY

物件名:Szczecin Philharmonic(ポーランド・シュチェチン市市)

2014年に完成した本物件は音楽ホールですが、音楽の都ともいわれるポーランドにふさわしく、独創的なデザインにより設計されました。ガラスファサードの上には雪をイメージした外装材が追加されており、さらにライトアップ光源も組み込まれています。Q4Glass社は本物件向けに高透過合わせガラスを約2,600㎡供給しました。建物の構造上多数の異形ガラスも必要となりました。


ここからは、同社の創業者4名に行ったインタビューの内容を一部ご紹介します。

-2010年に7,000㎡の敷地で創業し、その僅か数年後には生産エリアを2倍に拡大しています。御社の主だった顧客はどういった層になるのでしょうか。

「Q4 Glass社はポーランド内と国外双方で実績を伸ばしており、特に複雑で仕様要求が高いプロジェクトに特化しています。他社では難易度が高く断られる様なプロジェクトに積極的に挑戦してきました。」

「特にファサード向けの大板ガラスには多くの経験、技術や実績を有しています。大板の場合、サイズが大きくなるに伴いガラス本体の重量も増します。さらに反りの発生もあり、また万一ガラスの加工ミスや破損があった場合、加工者側のリスクが大きく、色々な意味でハンドリングの難易度が飛躍的に上がります。こうしたプロジェクトを実施するには技術力の高いスタッフは勿論、こうした案件に対応できる高性能な設備も必要です。」

-通常のジャンボサイズを超えるエキストラ・ジャンボサイズが貴社の得意領域の1つかと思いますが、貴社から見て現在の建築ガラス市場はどの様に映っていますか?また、今後の展望を教えてください。

「ガラスの大型化や物件毎の使用量の増加は今後も継続すると考えています。近代的な設計において、優れた意匠性を実現しようとすると、ガラスファサード等を豊富に使用することは避けては通れないと思います。昨今のガラスの大型化や外装・内装に大量に使用する流れは、一過性のものではなく、業界の新しい常識になりつつあります。弊社としても、今後も大型ガラスの加工を行える特殊設備への投資を続けていく予定です。」

-御社ではForel社の縦型自動コバ磨きArt.EMを導入されています。この設備メーカー、また機種を選定された理由を教えてください。また、本設備を導入する事により、貴社の生産ラインはどの様に改善しましたか? 

「Forel社の自動縦型コバ磨き機の導入は、Q4 Glass社の生産品質と生産能力を増強する為の次のステップとして以前より計画されていました。導入により、生産能力が大幅にアップしています。Forel社の今回の設備には、設備躯体を一本の鋼材から削り出しで製作するモノブロック構造も採用されており、設備本体の安定性と高品質ツールにより、当社が求める高い最終製品の品質を完璧に満たしています。」

Q4Glass社内のForel社製自動縦型コバ磨き機Art:EM

「糸面取り、粗摺り、磨きなどの加工を単板、合わせ、異形など多様なガラスに実施する事が可能で、高い生産性により飛躍的に生産能力が向上しました。また、縦型の為、大型ガラスに対応しながらも、設備設置スペースを最小に抑えているのも重要な要素です。」

「今後も最高品質のガラスの提供、挑戦的なプロジェクトへの参画、そして新しい技術への探求を続けていきたいと思っています。これこそが当社の存在意義であり、創業以来複雑で難易度が高いプロジェクトで数多くの成功を積み重ねられた秘訣と考えています。」



Q4Glass社が活用しているForel社製自動縦型コバ磨き機Art EM

また、当社HPでもEMの詳細をご紹介しています。ご興味があれば、是非合わせてご覧ください。(ページの上部は自動縦型糸面取り機EGのご紹介ですが、ページ下部でEMのご紹介をしています)

https://www.tgm-japan.com/products/facilities/yarn/

※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています

※情報出典元:2021年5月7日「Q4Glass chooses Forel for glass edge processing」

http://www.q4glass.pl/


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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