
Mir Stekla展示会は、毎年ロシア・モスクワ市の展示会場で開催されているガラスの製造設備、加工設備、材料メーカーなどが出展する国際展示会です。ロシアの経済団体によって主催されていますが、GIMAV (イタリアのガラス加工設備、材料、製品メーカー協会)も例年参画をしています。上記の画像でも、GIMAVに所属するイタリア・BOTTERO(ボッテロ)社がブースを出展している様子をご覧いただけます。
Mir Stekla2021は3月22日~25日の4日間で開催され、イタリアからも上述のBOTTERO社を始め、FOREL(フォレル)社、SKILL GLASS(スキルグラス)社、FENZI(フェンジー)社、ALUPRO(アルプロ)社など複数の企業が出展しました。Mir Steklaは、日本から参加される方は比較的少ないイベントで日本での知名度はあまり高くありませんが、2021年開催時には、99社が出展し、4日間で計5,160人が来場した大規模な展示会で、7割程度がロシア国籍企業の出展となっており、先般TGM wayで特集をお送りしたVITRUM展示会とは、出展社層が大きく異なるのも特徴です。


主催団体から、次回のMir Stekla2022は、2022年6月6日~9日の4日間で開催される事が発表されています。glassonline.comが、主催団体にインタビューを行っていますので、今回はその内容もお伝えします。
「私たちは既に、23回目となるMir Stekla 2022の開催に向けて入念な準備を始めています。ただ、まずはMir Stekla 2021にご参加いただいた全ての方に深い感謝の意を申し上げたく思います。皆様のご助力により、2021年の展示会も大変な成功を収める事が出来ました。2020年に新型コロナウイルスが大流行して以来、大変な困難がありましたが、それでも17カ国から100社以上の企業が様々な形で参画して下さいました。」
「2022年を 「国際ガラスの年」 とする国連の決定も、私たちにとっての追い風となっています。Mir Stekla展示会は、国際ガラス委員会 (ICG) が、ガラス協会コミュニティ (CGA) やICOM-Glassといった団体と共に企画する一連の国際イベントの中でも、非常に重要な立ち位置を占めています。」
「ガラスは、6,000年以上前から存在する伝統的な素材というだけでなく、建設、製薬、自動車製造、食品、家具、防衛産業など、他の分野に技術や材料を提供する重要な要素でもあります。Mir Stekla展示会の出展社やビジネスプログラムは、まさにそうしたガラスの多様性を象徴する様に、ガラスの生産と応用に関するさまざまな分野を広くカバーしています。」
「この展示会の魅力や詳細を皆様にお伝えする為に、運営員会では、Mir Stekla出展者と各社製品、業界の著名な専門家のコメント、およびこの展示会のビジネスプログラムの主要イベントに関する情報を紹介する活動誌を公開する予定です。活動誌への掲載希望も募っており、例年多くの出展社が展覧会の来場者や関係各社へのPRとして利用しています。展示会や出展社に関するすべての情報は、ソーシャルメディア上でも入手できます。」
「私たちの住む世界をより快適で美しいものに変えてくれる「ガラス」。次回のMir Stekla 2022でも、皆様の新しいアイデア、発見、製品を、そして何より多くの方のご来場を展示会場にてお待ちしております。」
※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています。
※情報出展元:glassonline.com 12月 8日掲載「Manufacturers and suppliers to reunite at Mir Stekla 2022」及び5月3日掲載「Mir Stekla 2021 – post show report」
本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
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