【ガラス設備】TECGLASS社:Paragon Tempered Glass社がシングルパス印刷機を新たに導入

Paragon社のメンバーと新規導入したシングルパス印刷機

Paragon Tempered Glass社は、今回新たに同社Antwerp工場にシングルパス印刷機を導入し、テックグラス社との長年の信頼関係をより強固なものとしました。

Paragon Tempered Glass社は2017年にTecglass社の設備の検討を開始しました。その際には、Tecglass社の北米代理店であるIGE Glass Technologies社がサポートを提供し、Paragon社としては初めてとなる1台目のシングルパス印刷機「Vitro-jet Single Pass Evolution」を同社のミシガン州Niles工場に導入しました。

完全自動のデジタル印刷ラインは、毎分9メートルの速度で印刷を行うことができ、Paragon社を北米マーケットにおいてデジタル印刷ガラスのリーディングカンパニーへと変貌させました。Tecglass社のデジタル印刷機は産業用ガラスの高い生産性への要求に応え、同分野ではトップクラスの品質を持つ設備です。

耐久性、信頼性、各ユーザーの固有のニーズに応える柔軟性、そして高い生産性は、Paragon社が1号機を導入した2017年以降、同社に大いなる競争力を提供してきました。Paragon社はVitro-jet Single Pass Evolutionのそうした特性を高く評価しており、今回オハイオ州Antwerpの同社工場に新たなシングルパス印刷機ラインを新設する事に決めました。

Paragon社は、ドア、窓などの内装用途、自動販売機、家電、業務用冷蔵後、ソーラーパネルなどの産業用途、飛行機、船舶、自動車などのオートモーティブ用途など、多様な業界に強化ガラスを提供しています。少量多品種注文が増加する昨今、Paragon社にとって、オンデマンドで印刷デザインを容易に変更でき、高い生産性と品質を兼ね備えるTecglass社のシングルパス印刷機は、無くてはならない存在となっています。


スペインのTecglass社は板ガラス業界向けに多様なインクジェット印刷機を提供しています。板ガラスの印刷は従来シルクスクリーン方式でしたが、インクジェット印刷機の特性である「PC上でデザインファイルを用意すれば、即座に印刷可能」、「ジョブチェンジはPC上で任意のファイルを選ぶだけ」というメリットが高く評価され、昨今導入例が増加しています。

Paragon社の導入した印刷機はシングルパス式で、ガラスがインクジェットヘッド下をノンストップで通過する際に連続的に印刷が行われます。特に産業用ガラスや自動車用ガラスの分野で使用されています。ガラスの寸法や形状、位置を付属の光学スキャナーが自動で読み取り、ガラス位置にのみ印刷を行うため、位置合わせの為にガラスが停止する事もありません。最大毎分9メートルの印刷速度はまさに圧巻です。


TECGLASS社製シングルパス印刷機

また、Tecglass社では建築ガラス向けのマルチパス式印刷機の実績も豊富です。マルチパス式はガラス上をインクジェットヘッドが往復する事でフルカラー印刷を行うタイプで、内装からファサードまで多様な建築用途で使用されています。生産性はシングルパス式には劣りますが、シングルパスでは実現できない美麗な印刷デザインが特徴です。


TECGLASS社製マルチパス印刷機

※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています。

※情報出展元:glassonline.com 10月13日発行記事「Paragon Tempered Glass renews partnership with Tecglass」


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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