

ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの状況が全体的に落ち着いてきたことを受け、BOTTERO社はイタリアとドイツでオープンウィーク(オープンハウスイベント)を再開しました。

BOTTERO社は、クーネオ(イタリア北西部)とグレーヴェンブローホ(ドイツ西部)に常設のショールームを持ち、最新の技術をお客様のために展示しています。

100名以上の来場者が、市場でのベストセラーである合わせガラス切断機(型式:548LAM)と、様々な種類のコーティング(Low-E / TPF / Easy Pro 等)に対応する高性能なコーティング除去機能を搭載した単板切断機(型式:363BCS)とのデュアルラインのコンパクト版を視察・体験しました。
また、548LAMの他にも、世界中で販売実績のある合わせガラス切断機(型式:520LAM)、さらにコバ磨き・研磨加工機の分野では、ガラスや石材、セラミックを加工できる平型CNC加工機(型式:PRATICA PLUS 2500/4軸仕様)や、縦型コバ磨き機(型式:VICTRALUX 111FX)が展示されました。

BOTTERO社のエグゼクティブセールス・アフターセールスディレクターのAlberto Masoero氏はこう振り返ります:
「BOTTERO社のオープンウィークでは、お客様は弊社の設備の設計と製造の全工程を体験することができ、弊社の技術エキスパートによるライブデモンストレーションもご覧いただけます。現在の世界市場は、新規投資の面で弊社にとって追い風となっています。弊社の販売網と、幅広く奥深い製品群により、お客様の新しい加工工場の設立や既存工場の設備投資に貢献させていただいていると自負しています。」

現在の主要なトレンドは、自動ガラス倉庫システムに加えて、合わせガラス加工において重要な役割を担う複数の切断ライン、12m長サイズまでのあらゆる建築用ガラスを加工できる最大17軸仕様の高性能両面研磨機などを備えた統合ラインです。
太陽光発電システムに関連する産業はいまでもアジア圏ではトレンドであり、中国は太陽光発電の主要先進国として、太陽光発電用のガラスの生産と加工に大きな需要があります。BOTTERO社が全額出資するBOTTERO GLASS INDUSTRY社は、仏山市(中国南部)にある工場にて、カマボコ加工のできる両面研磨機(型式:GEMINI)と、世界的なベストセラー機である切断機(BCSシリーズ)を製造しており、この産業における主要な外資系企業となっています。

世界的に需要が増加している一方で、サプライチェーンは困難な時期を迎えており、世界中で納期や機械の製造状況に悪影響を及ぼしています。今後、2022年はガラス業界にとって大きな課題の年となることが予想されますが、BOTTERO社は全力を尽くしていきます。
問い合わせ先:株式会社TGM 営業部 設備グループ
担当 弘中、上島
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