【展示会情報】China Glass 2023特集 第1回: 展示会概要紹介

2023年5月6日(土)~9日(火)の4日間、中国の上海の展示会場にて、中国国際ガラス展示会China Glass2023が開催されました。
TGM-WAYでは展示会や展示メーカー各社に関する情報を2回に分けてご紹介致します。


【掲載予定】
第1回 展示会概要紹介、展示会出展中国メーカー
第2回 OPTIMA社、FOREL社、BOTTERO社、FENZI社

■China Glassとは?
China Glass(中国国際ガラス展示会)は、アジア最大のガラス見本市であり、ガラスの生産と加工に関する重要な国際見本市の一つです。China Glassは年に一度春に開催され、北京と上海の両都市で毎年交互に開催されます。China Glassの主な主催者は、中国セラミック協会(CCS)で、中華人民共和国政府と中国の貿易機関が後援する展示会です。ヨーロッパ地域、アジア地域、米国、そして世界各国からメーカー各社が各ブースにおいて、建築用および産業用ガラス分野で最新の技術、加工機械、副資材等を紹介・展示しています。

第32回中国国際ガラス工業技術展(通称:China Glass 2023)が、2023年5月6日から9日まで、上海新国際博覧センターで開催さ れました。中国セラミック協会(CCS)が主催し、北京中桂展覧有限公司が企画したこの大きな期待を集めるイベントは、ガラス産業の最先端、高度、環境に優しい技術発展のためのプラットフォームを提供することを目的としています。専門化、国際化、大規模な事業展開に焦点を当て、China Glass は、国内外のガラス企業が協力し、しっかりとした効率的なサプライチェーンを構築するための推進力となっています。

今回の展示会では、90,000㎡の広大な敷地に28カ国・地域から900社近い企業が参加しました。出展企業の中には、中国、ドイツ、イタリア、米国、英国、フランス、日本など、業界をリードする各企業の姿も見受けられました。板ガラス製造、ガラス製品副資材、特殊ガラス、ガラス加工設備、原料・防火材など、ガラス産業全体に関するあらゆるジャンルのものが展示会で披露されました。

各国からの来場者が参加した今回の展示会:
このChina Glass 2023では、多くの来場者を集め(公式データ未発表)、国際的にも大きな存在感を示しました。日本からの来場者があまり見受けられませんでしたが、東南アジア、インド、中東、ロシアからの来場者が展示会に足を運んでいました。このように様々な国から来場者が集まる展示会では、ガラス産業におけるグローバルなつながりと国境を越えた共存意識の強さを感じるものでした。

中国メーカーの台頭:
中国メーカーはChina Glass 2023でその技術力を発揮し、多種多様な最先端のガラス加工機が展示された (中国メーカーにとっては先進的) 。エッジ加工、ダブルエッジ加工、強化炉、簡易なCNCの従来からのものに加えて、いくつかの大企業や中小企業によって提案されたソーティングシステム、スタッカやバッファー装置、ロボットなど、ガラスの取り扱いや在庫に関する様々なソリューションが導入され、注目すべき傾向が明らかになりました。この傾向は、ガラス加工における自動化と省人化の要求が高まっていることを示しています。また、特殊用途向けの高度な切断技術や超薄型ガラス (自動車や携帯機器に使用されるもの) への業界の関心の高まりを反映して、レーザー切断機も大きな注目を集めました。

自動化は、ヨーロッパや日本のように人手やコストの問題が少ない国でも、その傾向が確認されつつあります。

第2回に続く


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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