ガラス・建装時報2023年4月15日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。
TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、業界の高品質化、省人化、生産性向上などの要望を受け、ガラスの表面検査装置を提案する。イタリア・デルタマックス社の次世代複層ライン用縦型欠点検査装置「GlassInspector Q PLUS(グラスインスペクター・キュープラス)」、水平型欠点検査装置「GlassInspector EVO(グラスインスペクター・エボ)」、新製品の縦型欠点検査装置「IGU Scanner(アイジーユー・スキャナー)」など、指紋、水滴の乾燥跡、薄い引っかき傷などを検知し、不良品の発生を予防などガラスの品質向上に貢献する。欠点検査に関する需要は高まっており、国内販売実績を伸ばしている。
「グラスインスペクター・キュープラス」は、従来の欠点検査装置では検知が難しかった、指紋、水滴の乾燥跡、薄い引っかき傷などを自動で検査したいという現場ニーズに応えるために開発された、特に複層ライン用に特化した縦型欠点検査装置。欠点検査に関する国内の需要は高まっており、引き合いや受注が増加している。
一度の撮影で、異なる光源による2種の画像を取得。これによって、指紋など薄い欠点を強調した画像を取得できるようになった。専用アルゴリズム「ハロディテクター」を採用し、取得した画像上で検査難易度が高い欠点を正しく判別できる。「ハロディテクター」は、ハロ(水滴乾燥後の輪状の薄い跡)を検知するために開発された。2種の画像を取得する特別なハードウエアとソフトウエア(アルゴリズム)の組み合わせによって、指紋、水滴の乾燥跡、ローラーマーク、吸盤跡、コルク緩衝材ののり残りなど多彩な欠点を検査できる。メーカー各社の複層ラインに後付けできる。
「グラスインスペクター・エボ」は、合わせガラスライン、スクリーン印刷ライン、加工ライン、産業用ガラスラインなど、幅広い用途で採用されている水平型欠点検査装置。最近は「グラスインスペクター・キュープラス」と同様の技術(複数画像を同時取得、専用アルゴリズム)を採用した新機種の導入実績もあり、ますます実績を伸ばしている。
協業パートナーの機械メーカーと共同で、欠点検査装置でNGとなったガラスを全自動でラインから取り除くシステムを構築する。家電用ガラスラインへの導入実績もある。
「アイジーユー・スキャナー」は、縦型の複層ガラス欠点検査装置。新製品で、縦型・水平型検査装置で培った技術を結集し、新しく複層ガラス自体の自動検査を可能にした。あらゆる形状の複層ガラスに対応しており、最大80㍉厚のトリプルガラスにも対応。複層ガラスの気泡、内包物、傷、汚れ、ブチルを含むさまざまな種類の残留物の検知に加えて、スペーサーの位置の正確さ(膨らみやひずみ)も検出することができる。
デルタマックス社は1989年創業。各種自動欠点検査装置、工場自動化システムなどを手掛ける老舗メーカー。ガラス業界の他、鉄鋼業界、石材業界など、幅広い業界向けに自社開発の各種欠点検査装置などを提供してきた。創業当初から客と密な信頼関係を構築し、実際の現場で求められる機能、品質のフィードバックを受けながら製品開発をしてきた経緯があり、現在も「マーケットイン」を基本コンセプトとしている。 デルタマックス社では、その他にも、切断機のテーブル前に設置し、素板の欠点マークを読み取って切断パターン最適化ソフトにフィードバックすることで再最適化をする検査装置「GlassInspector OPT(グラスインスペクター・オーピーティー)」、強化ガラスの破砕数検査装置「FLOG(フロッグ)」、欠点データ分析ソフトウエア「プロダクション・アナライザー」などをラインナップしている。





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