Safety Glass Technology Oelsnitz (Vogtl.)社(以下SGT社)は、ドイツとチェコの国境にほど近い街「エルスニッツ/Vogtl.(Oelsnitz/Vogtland)」に生産拠点を持ち、約300人の従業員を抱えるヨーロッパ最大級の安全ガラスメーカーで、世界中の大規模プロジェクトの外装・内装用途に採用さています。

SGT社は、最大9,000mm x 3,300mmのサイズのエクストラジャンボサイズガラスを加工する設備と技術を有し、倍強度ガラス、強化ガラス、安全合わせガラス、装飾ガラスを中心に幅広い製品群を有しています。より大きなサイズのガラスの需要の高まりつつある点や、「Made by SGT」ブランド製品への関心が高まっていることに伴って、同社は最新の投資として、装飾ガラス部門の合理化と、スペインのデジタル印刷ソリューションのリーダーであるTECGLASS社製ジャンボサイズデジタル印刷システム(ターンキーソリューション)の導入を進めました。
SGT社は、装飾ガラス分野で長年の経験を持ち、エルスニッツにある同社の工場には4台のスクリーン印刷システムを有していました。アナログからデジタルへの移行は企業にとって戦略的決断と言えますが、TECGLASS社がSGT社に供給するデジタル印刷システムによって、従来の技術の制限を越え、より幅広い装飾ガラス製品を提供できる可能性があります。同社は、提供する製品ラインナップの品質を損なうことなく、試算、柔軟性、コストを最適化するデジタルへのスムーズな移行を確実にするための投資を決断したのです。

SGT社のジェネラル・ディレクターであるJörg Beckert氏は、この新しい設備に大きな期待を寄せています。「当社はガラス装飾の世界で長い経験があり、工場にデジタル技術を導入する絶好のタイミングだと考えています。今般、新しい技術に順応するプロセスを経て、従来の技術で行っていた作業をTECGLASS社の印刷ラインへも取り込んでいます。この生産能力の高いラインは、私たちにとって新しいビジネスとプロジェクトの機会を切り開くことは間違いないでしょう。この未来ある新しいチャレンジとなった設備導入において、TECGLASS社のサポートに深く感謝しています。」

◇TECGLASS社
TECGLASS社(スペイン)はオンディマンドセラミック印刷機、ロールコーター印刷機、洗浄機、乾燥機、インクジェットインク等を開発・製造している総合メーカーで、ガラス用オンディマンドセラミック印刷機は全世界で納入実績があります。

オンディマンドセラミック印刷機 Vitro Jet F Type FS Series Side Kinetix
印刷ヘッドがガラスの長辺方向に移動しながら印刷する独特の印刷技術で、特に大板において飛躍的に生産性を高めることが可能です。最大ガラスサイズは1,600×3,500mmの「Vitro Jet FS Series 16/35」から、3,300×18,000mmの「Vitro Jet FS Series 33/180」まで10品種をラインナップとして揃えています。
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