【海外建築】Vitro Architectural Glass社:米国立鳥類園改修プロジェクト

米国・ピッツバーグの北部にある米国立鳥類園(The National Aviary)では、2022 年末の完成に向けて湿地エリアの改修が進んでいます。この改修では、Vitro Architectural Glass社(以下Vitro社)から20,000 平方フィートに及ぶガラスが寄贈され、設置が開始されました。

Vitro社は、原生湿地帯の復元プロジェクトのスポンサーです。1969 年に開園したこの湿地帯エリアは、アメリカフラミンゴやカッショクペリカンなどのよく知られている鳥から、ヒロハシサギやジャノメ鳥などの知名度の低い鳥まで多様な種が生息する緑豊かな熱帯エリアです。また、絶滅の危機に瀕している多くの種もおり、同園では絶滅危惧種コウライアイサのような種の自然な繁殖・営巣行動をサポートしています。

このプロジェクトのためにVitro社が寄付した 20,000 平方フィートを超える Starphire Ultra-Clear® ガラスは、湿地の鳥とそこを訪れる人々に快適さと美しさを提供します。

1990 年に上市され、ペンシルバニア州カーライルで製造される Starphire Ultra-Clear® ガラスは、標準的な 1/4 インチ (6 mm) 厚で 91% の可視光透過率 (VLT) を備えた、最も透明な商用フロートガラスです。

寄付された Starphire® ガラスの一部は、Walker Glass社と共同で開発された AviProtek® ガラスになります。ガラスの外面に酸でエッチングされたパターンを設け、鳥に対するガラスの視認性を最大化し、衝突のリスクを最小限に抑えます。

Vitro社代表Ricardo Maiz氏によれば、国立鳥類園プロジェクトのスポンサーシップは、Vitro社のコミットメントでもある地域コミュニティへの参加と環境保護というコアバリューを反映したものであるとのことです。

同氏は、「Vitro社は国立鳥類園との長年にわたる関係を誇りに思っており、最近では熱帯雨林エリアと“ザ・ガーデン・ルーム”エリアの改修にガラスを寄付しました。鳥類園はピッツバーグの宝の 1 つです。Vitro社は、湿地エリアが今後何年にもわたって継続していくことを可能にするガラスを提供できたことを光栄に思います。」と述べています。

「改良された湿地エリアは、国立鳥類園の世界レベルの展示アトラクションとしての地位を高めるだけでなく、鳥類の飼育と保護によって、鳥類が地球の生態系の中で果たす重要な役割について来園者が学ぶ機会を促進します。」


TGM wayでは、今後も当社取扱い商材やメーカーに限らず、海外の展示会や業界情報、建築に関する情報など、多様な記事をアップしていく予定です。

※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています
※情報出展元:glassonline.com 2022年8月18日掲載「Vitro Architectural Glass: Aviary Wetlands Renovation project」


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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