【ガラス設備】Tecnoglass社、Mappi社製ヒートソーク炉を導入

イタリア・Mappi社製ヒートソーク炉

広く知られている通り、熱強化ガラスは突発的に自然破壊現象(自爆)を起こすことがあります。素板ガラスの製造工程でごく稀に含まれる不純物である硫化ニッケルが、強化ガラス製造工程において内部で体積増加し、自爆が発生するとされています。

しかし、こうした自然破壊現象を予防する為、現在ではヒートソーク処理が広く用いられています。専用のヒートソーク炉により実施されるこの処理では、強化ガラスは290℃前後まで加熱され、一定時間維持されます。

この処理により硫化ニッケルが含まれた自然破壊リスクのあるガラスの自壊を促し、試験中に処理してしまいます。この試験を無事クリアした強化ガラスは、自然破壊現象のリスクなく使用する事が可能です。欧州のUNI EN14179規格では、ヒートソーク処理についても規定されており、特にビルのファサード用途では必須とされています。

イタリア・Mappi社は風冷強化炉の代表的メーカーの1社として有名ですが、同社の優れた設計技術や品質を活かし、ヒートソーク炉の製造も行っています。同じくイタリアを拠点とする複層、安全、防音ガラスメーカーであるTecnoglass社は、そうしたMappi社の技術を信頼し、同社のヒートソーク炉の導入を決定しました。 

この選定について、Tecnoglass社のMr.Sardanoは次のように語っています。

「当社は以前からMappi社の風冷強化炉であるATS4.0を保有しており、その品質に非常に満足していました。そうした背景もあり、Mappi社のヒートソーク炉を選定することに迷いはありませんでした。同社の設計技術、製造品質、信頼性やサービス力がヒートソーク炉でも発揮されるのは間違いないと考えました。同じ立場であれば、恐らく誰もが同様の結論に至ったと思います。」

Technoglass社では、最新鋭のMappi社製ATS4.0風冷強化炉(2500x5000mm対応)やEVA合わせ装置LAMIFLEXが稼働しています。今回導入のヒートソーク炉は熱強化ガラスにおいて、品質管理のまさに要ともいえる工程であり、一連の設備の導入は、Technoglass社のMappi社に対する信頼を体現しています。

Mappi社製のヒートソーク炉は、同社が開発製造する風冷強化炉であるATS4.0やFOXシリーズと同様に高い性能を備えており、多くのユーザーから優れた評価を得ています。ガラスの安全に貢献するため、同社の設備は今日も活用されています。

Technoglass社で稼働するMappi社製ATS4.0強化炉

※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています。

※情報出展元:glassonline.com 2021/5/12掲載「Tecnoglass chooses Mappi for a new HST testing equipment」


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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