【ガラス設備】FOREL社、サーモプラスチックスペーサー(TPS)用自動アプリケーター Art.TAの公式動画を公開

伊・FOREL社製TPS用複層ガラス製造ライン

FOREL社からTPS自動アプリケーターを備えたハイテック複層ガラス製造ラインの動画が公開されました。動画内のラインは昨年開催されたGLASS BUILD AMERICA及びVITRUM展示会に展示され注目を集めました。インダストリー4.0にも対応した自動システムにより、1台の操作パネルからライン全体の制御が可能であり、最大級の生産性と精度を提供します。

今回動画で紹介されているTPSアプリケーターは、「生産性」「使い易さ」という2つのコンセプトにより設計されています。ガスプレス部にはTPS専用のオプションが追加されており、同スペーサーを使用した複層ガラス製造に最適な制御が可能です。また、プレス機構はアルミや樹脂スペーサーなどの従来のリジットタイプスペーサーを加工する事も可能です。

また、FOREL社のハイテックシーリングロボットArt.SRは、既にリジットタイプスペーサー、フレキシブルスペーサー用ラインで多くの導入実績があり、ユーザーから高い信頼を得ている製品であり、今回のTPS用ハイテック複層ガラス製造ラインでも高い品質、生産性の自動シーリング機能を提供します。

また、TPS用ハイテックラインには複層ガラス自動取出し装置であるArt.GUを追加する事が可能です。これは、TPS複層ガラス向けに開発された自動システムで、完成した複層ガラスのハンドリングを容易にし、生産性を飛躍的に向上させます。また、このシステムは、従来のリジットタイプスペーサーを用いた複層ガラスでも使用する事が出来ます。

TPSアプリケーター Art.TA

TPSアプリケーターでは、一般的に利用されている材料やガラス品種に対応したワークプログラム例もFOREL社から提供され、シンプルかつ直観的に使い易いシステムとなっています。

複層ガラス製造ライン全体を統括するFOREL社システムである「ラインサーバー」に送信されたプログラムに応じて、アプリケーターは、自動で必要なパラメーター設定を行い、迅速かつ高品質に生産を実施します。例えばスペーサーの幅設定などの変更は、システムが自動で実施し、オペレーターが介在する必要がありません。(ラインサーバーへのプログラム送信の為には、お客様の既存システムとの連携が必要です。)

複層ガラス自動取出し装置 Art.GU

シーリングロボットの後に設置される複層ガラス自動取り出し装置です。あらゆるタイプのスペーサー(従来のアルミまたは樹脂スペーサー、TPSなど)の複層ガラスに対応しており、複層ガラス取出し~ラック格納までのハンドリングを自動化する事で、生産性や安全性の向上に貢献します。ガラスの取出しはレール上を駆動する専用キャリッジが行います。キャリッジにはサクションカップ、また、トリプルを含む複層ガラスを安全に保持する為のサポートが装備されており、専用ラックまで各複層ガラスを運搬し、格納します。特殊なフィーラーシステムにより、既にラック上に存在している複層ガラスに次のガラスを重ねていきます。Art.GUは、単なる取出し装置ではなく、工場内物流の効率化を行うために非常に有効なシステムです。


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます


本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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