Forel社では同社の新たなベストセラーであるハイテック複層ガラスラインを紹介する最新動画をYou TubeとVimeoの2つの動画プラットフォームの自社チャンネルで公開しました。
ハイテック複層ガラスラインは、Forel社がこれまでの長年の経験とユーザーのフィードバックを余すところなく注ぎ込み、既存設備を改良させたラインで、住宅用・ビル用問わず、建築ガラス用のダブル複層、トリプル複層、さらにクワトロ複層の製造に対応しています。
Forel社のハイテック複層ラインは、最大でジャンボサイズ、1メートルあたりの重量400kg、および総厚100mm(3.9インチ)の複層ガラスの製造を可能とします。自社独自の機構やオプション、特許取得済みのシステムを任意に選択することで、異形や段違い複層といった特殊な製品でも驚くほどの完成度を実現します。スペーサーに関しても、従来のリジッドタイプはもちろん、フレキシブルタイプやTPSタイプにも対応しています。
今回公開された最新動画では、ジャンボガラス対応ハイテックIGラインの加工映像が紹介されています。ラインに投入されたガラスはまず自動縦型洗濯機に入ります。この洗浄機は、内部で予備洗浄、リンス洗浄、水洗、乾燥のための4つの個別ゾーンに分かれているハイエンドモデルで、さらにガラス厚やLow-Eコーティング有無を自動検出するためのセンサーが付属しており、独立制御ブラシが、洗浄するガラス厚や種類により選択された最適な洗浄モードに基づいて駆動します。
洗浄されたガラスは、次にガラスの検査およびスペーサーフレーム貼付けを行うためのセクションへと移動します。このセクションには一般的な機能に加えて、特別構成のLEDライトやガラスの高さに合わせて上下するガータービーム、ガラスの背面を効率的に検査する為の背面検査ステーションを追加可能で、これらにより、目視での欠点検査を容易にしています。また、自動欠点検査装置との連動も可能です。さらに、スペーサー貼付けの際に、垂直・水平双方向の貼付場所を自動でオペレーターに示してくれる、リファレンスバーも選択可能で、作業性と精度が飛躍的に向上しています。
次のセクションは、自動ガス充填機能を備えたプレス機です。本プレス機の大きな特徴の一つとして、背面に設置された可動式吸着カップフレームが挙げられます。この機能により、完全に平坦でないガラスの曲がりや反りを矯正し、ガス充填性を改善し、ガス廃棄を削減することが可能となりました。また本プレス機には、用途によりクリプトン・アルゴンといった2種類のガスを使用する為の機構が備わっています。
最後のセクションはシーリングロボットです。 最大3種類までの2次シールを使用でき、オートモード、独自の連続塗布システム、および自動塗布機構の改良により、高い生産性を実現します。ノズルには自動位置合わせ機能が付与されており、例えば多少の反りがある複層ガラスに対しても、確実に空気層の中心位置を捉えて2次シール塗布を実施します。
最新動画では、リジッドスペーサーを使用した2.000×2.000 mm サイズの複層ガラス、段違い複層ガラス、クワトロ複層ガラス、および異形複層ガラスなど、様々な加工例をご紹介しています。
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