
前回の情報提供資料「建物のパッシブ冷却における日射制御ガラスが果たす役割(TGM way 2026/02/14 掲載 https://tgmway.com/2026/02/14/469/ )」に続き、Glass for Europe(GfE)は、EUおよび国際的な各種法規制において「日射熱取得率(ソーラーファクター)」がどのように考慮されているかを調査するための広報活動を開始しました。
欧州では熱波の発生頻度と深刻度が増している中、建物内の居住性や快適性を確保することが、ますます重要な課題となっています。こうした状況に対応できるよう設計または改修されていない建物では、熱に対する快適性が著しく低下し、居住者の健康リスクが高まるだけでなく、生産性の低下も招くことになります。
建物のエネルギー性能において、断熱は長らく中心的な役割を担ってきましたが、現在では、過剰な温度上昇を抑え、空調設備などの規模を適切に設定するために、日射取得の管理も同様に重要となっています。各国がこの課題にどのように取り組んでいるかを明確に示すため、Glass for Europe(GfE)は、欧州およびその周辺地域における各国の建築基準に日射熱取得率(ソーラーファクター)がどのように組み込まれているかを調査する新たな取り組みを立ち上げました。
日射熱取得率は通常、「g値(g-value)」で表され、これはガラスを透過する日射エネルギーの割合を示します。適切な日射熱取得率を選択することで、夏の熱に対する快適性を大幅に向上させ、冷房負荷を削減し、より優れた耐候性とエネルギー効率を備えた建物の実現に寄与することができます。g値が高いほど、ガラスはより多くの日射熱を取り込むことを意味し、一方、g値が低いほど、過度な温度上昇を防ぐために日射熱の大部分を遮断することを意味します。
Glass for Europe(GfE)による一連の調査では、イングランド、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、トルコにおける取り組みを検証し、規制枠組みがいかに多様であるかを示しています。気候やファサードの配置に基づいて日射熱取得率の上限値を設定している国がある一方で、過剰な温度上昇リスクが適切に管理されていることを実証するために、性能ベースの評価を採用している国もあります。
今回の取り組みは、こうした各国の事例を比較することで、既存の優れた実践例を紹介するとともに、建築規制が欧州全域において、夏の快適性、エネルギー効率、気候変動への耐性をいかにしてより効果的に支えることができるかについての議論に貢献することを目的としています。
以下画像をクリックしていただくとウェブサイトにアクセスいただけます
※本記事は、本記事は、glassonlineに特別な許諾を得て掲載しています。
※情報出展元: https://www.glassonline.com/gfe-launches-campaign-to-explore-solar-control-in-eu-other-legislations/ に掲載
本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com










