【ガラス設備】カスタマイズ設計で注目を集める FILTRAGLASS社製 の水処理装置XtremFlow

FILTRAGLASS社は20年以上の経験に基づき、あらゆる企業のニーズに対応する水リサイクルシステムを数種類開発してきました。XtremFlowシリーズもそのひとつです。大流量を管理する高度な性能を備え、柔軟にカスタマイズできる点が特徴であり、1分間に大量の水をろ過できる能力を備えています。

XtremFlowシリーズは、フィルタープレスを採用し、1分間に大量の水をろ過できるという点で、他のシステムとは異なります。
つまり、水はクローズド・サーキット(密閉された循環機能)で再利用されるため、ガラス製造工程で使用された水はタンクに溜められます。そこからポンプでフィルターを通して水とスラッジが分離されます。ろ過されたきれいな水はタンクの別の箇所に送られ、ガラス加工機、CNC、ストレート・エッジャー(縦型研磨機)、幅広面取り機、ダブルエッジャーなどで再利用されます。一方、スラッジ(ガラス粉末)はフィルター内に回収されます。システムは定期的に自動的に粉末を排出し、乾燥した固形のリサイクル可能な廃棄物に変換されます。
このように、XtremFlowシリーズは、ガラス加工に必要な水の量を抑え、スラッジが周辺環境に排出されるのを防ぐという2つの観点から、持続可能な社会の実現に貢献しています。

性能と持続可能性の融合
大流量システムによってもたらされる利点は、地球環境への配慮だけにとどまらず、ガラスの最適な仕上がりにもはっきりと現れています。さらに、メンテナンス作業のための生産中断が発生しないため、生産ラインの効率が向上し、クーラントの消費量が削減され、ダイヤモンドホイールの加工効率が向上します。これらの改善はすべて、設備の耐用年数を延ばし、その結果、修理やメンテナンスのコストを削減することに寄与します。

XtremFlow シリーズ
XtremFlowシリーズはXF-420、XF-620、XF-820の3つのモデルで構成されています。いずれも機能は上記の通りですが、主にポンプの定格流量、タンク容量、回収されるスラッジの量に応じて決まります(回収されるスラッジのキログラム数など)。XF-420 モデルは、ポンプの定格流量が最大 24 m³/h、タンク容量が 9,000 リットル、回収スラッジ量が150~250 kg です。XF-620モデルは、定格ポンプ流量が最大43 m³ /h、タンク容量は水12,000リットル、回収スラッジ量は260~350 kgです。

圧倒的なパフォーマンスの誕生: XF-820モデル
XF-820モデルは、大容量シリーズに新たに加わった最新モデルです。この機械は、デュッセルドルフ(ドイツ)で開催されたGlasstec 2024見本市でVilamallaに拠点を置くFILTRAGLASS社が発表した最も革新的な機械のひとつとして、この業界の専門家から大きな関心を集めました。さらに、このモデルは最近、ガラス業界の大手企業であり、20年以上にわたってFILTRAGLASS社の顧客であるGrupo Navas社(バルセロナ)に設置されました。
XF-820モデルは、最大60 m³/hの定格流量のポンプ、容量18,000リットルのタンク、450~600 kgのスラッジ回収を備えています。このシステムは、FILTRAGLASS社がこれまでに設計したシステムの中で、間違いなく最高性能のものです。
XtremFlowシリーズは、高いパフォーマンスを発揮し、複数の加工機が稼動し、作業量が多い工場向けに特別に設計されています。このシステムは、さまざまな加工機で使用された水を、稼働に影響を与えることなく自動的に再利用できるよう設計されています。XtremFlowシリーズの流量は、各企業の特定のニーズに応じて柔軟にカスタマイズすることが可能です。
また、FILTRAGLASS社の他の水処理システムと同様に、XtremFlowシリーズは、わずかな調整を加えることでCNC機のヘッドに対応させることができる点も特筆すべき点です。


※本記事は、Glass on lineに特別な許諾を得て掲載しています。
※情報出展元:Glass Technology International_2025_March-April 掲載


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スペイン・FILTRAGLASS社



本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com




			

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