【ガラス設備】FILTRAGLASS社:既存の加工機にも対応 ~水の再利用ソリューション~

ガラス・建装時報 2023年10月15日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。


TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、スペイン・フィルトラグラス社の排水処理装置を販売している。装置導入後は、加工設備を損傷する可能性があるガラス粒子を含まず、水道水に匹敵する品質の水を再利用できるので、メンテナンスの手間を省け、加工設備・部品の両方の損耗を避けることで使用寿命の延伸が期待できる。SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、ガラス加工排水の処理に関するニーズは世界中で高まっている。国内でも加工機の設備導入と同時に排水処理装置の導入を進めるガラス加工メーカーが増えている。同社は、ガラス加工設備と排水処理装置のワンストップ提案、メンテナンスが可能で、国内への導入実績が増加している。

フィルトラグラス社の排水処理装置は、洗浄機や加工機からの排水をフィルター方式でろ過することで、CNC加工機のスピンドルにも再利用可能な品質の工業用水を得ることができる。基本的に制御・ろ過装置とタンクから構成。タンクは2槽式で貯水槽と浄水槽から成り、ガラス加工排水をためる貯水槽の水がフィルター方式のろ過装置を経て浄水槽に供給される。

フィルターにはガラス微粒子(スラッジ)が堆積していくが、制御装置が一定量の蓄積を検出すると、スラッジを乾燥・圧縮して自動的に装置外部へ排出。排出の際にガラス加工設備を停止する必要がない。遠心分離排水処理機と比較し、スラッジの手動排出作業、フィルターの清掃頻度、メンテンナンスの容易性などで勝る。タンクの水の交換、残留物の除去の時間を省けるので、生産性向上につながる。 

フィルトラグラス社の標準シリーズは、水槽容量が3700~1万2000㍑、排水処理能力は毎分50~160㍑。機種にもよるが、1~4台の縦型加工機の排水処理が可能。

大容量シリーズは、水槽容量が6750~2万4000㍑、排水処理能力は毎分200~1500㍑で、複数の加工機からの排水をまとめて処理できる。フィルトラグラス社は客の設備や工場レイアウトに応じた柔軟な設備改造が得意で、高低差を利用した水の循環動線なども提案できる。

イタリア・ネプチューン社の縦型コバ磨き機「ROCK」シリーズ、縦型ミーリング&縦型穴開け機「Quick」シリーズ、同フォーレル社の自動縦型加工ラインなど、同社が取り扱っている加工機の他、他社メーカーの加工機とも接続が可能。

フィルトラグラス社は、創業来15年以上にわたってガラス加工排水の水処理装置の開発製造に従事しており、専門的な知見が豊富。客の設備やレイアウトに応じた柔軟な提案を得意としており、処理能力に応じたさまざまな製品をラインアップしている。顧客満足度を重視しており、24時間体制で電話・メールによるカスタマーサービスを提供。発生した問題に対してさまざまなソリューションで支援する。

ここ数年の間、絶え間ない研究開発、持続可能な戦略を計画的に実行したことで世界的に注目され、業界トップランナーの地位を確立。今年9月には、石・大理石・セラミック・金属などの様々な産業加工の水処理機械専門の会社(サーシップ社)を新しく立ち上げ、ガラス産業で培った水処理技術と能力を生かし、他業界にも進出している。


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます

スペイン・FILTRAGLASS社

本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

1件のコメント

  1. TGM way ご担当者様

    いつもお世話になっております。
    時報社の水戸です。

    本日頂戴したメルマガですが、「この投稿の続きを読む」にリンクが
    貼られていないようでしたのでお知らせします。

    引き続き、よろしくお願い申し上げます。

    ガラス・建装時報

    株式会社 時報社
    編集部  水戸 福夫
    〒101-0044
    千代田区鍛冶町2-8-12 JGN神田ビル
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