【展示会情報】VITRUM 2023特集第2回：FOREL社・DELTAMAX社・MISTRELLO社

◆TGM WAY VITRUM特集（予定）
第1回：FENZI社・ALUPRO社・Profilglass社
第2回：FOREL社・DELTAMAX社・MISTRELLO社
第3回：BOTTERO社・OPTIMA社
第4回：FILTRAGLASS社・IMMMES社・SCHIATTI ANGELO社
第5回：MAPPI社・EUROTECH WAY社・LiteSentry社
第6回：Fratelli Pezza社、PRODIM社、TECGLASS社

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FOREL社

FOREL社は1976年創業のイタリア・ヴェネチア近郊に本社工場を有する複層ガラス製造ライン・自動化・省人化技術を得意としたガラス加工設備メーカーです。前処理用の縦型自動加工機、ガラスソーティングシステム、複層ガラス製造ラインなど多数のラインナップを有しており、総合的な自動化設備のご提案が可能です。

VITRUMでは、縦型加工ラインと複層ガラス製造（TPS）ラインの実物を展示し、加工のデモンストレーションを実施しました。FOREL社の設備は日本国内への導入も進んでおり、高い評価を得ています。

縦型加工ライン

FOREL社ではTPS（サーモプラスチックスペーサー）に対応した複層ガラス製造ラインのご提案も可能です。同社のTPS複層ラインでは業界標準7mm厚であるTPS層を5.3mm厚にまで下げた複層ガラスを生産することが可能です。TPS塗布後に特殊なバッファシステムを設けることで、TPSの硬さと強度を調整しながら製造することができ、従来よりも薄いTPS層を形成します。これによりコーナー部のRが小さくなり美観に優れる他、TPS材料の消費量が抑えられるため製造コストの低減に大きく寄与します。VITRUM期間中もこのTPS製造ラインのデモンストレーションには多くのお客様が集まり、TPS技術への関心の高まりを再確認しました。

複層ガラス製造ライン（TPS塗布装置ライン）

TPS複層ガラス製造ライン用バッファシステム

〇FOREL社の主な取扱い製品

自動縦型糸面取り機　ART.EG
自動縦型コバ磨き機　ART.EM
自動穴あけ・ミーリング機　ART.DM

ソーティングシステム　ART.SS

複層ガラス製造ライン　Residential/High Tech/No Limit

複層補機　ブチル機　ART.MB／オートベンダー　ART.PB

DELTAMAX社

イタリア・DELTAMAX社はブルーノ・ケスラー財団（Fondazione Bruno Kessler）からのスピンオフという形で1989年に設立され、主に品質管理のための画像解析ソリューションを提供しています。ガラス業界の他、鉄鋼、石材業界など幅広い業界向けに自社開発の各種欠点検査装置を販売しています。創業当初から顧客と密な信頼関係を構築し、実際の製造現場で求められる機能や品質のフィードバックを受けながら製品開発をしており、現在も「マーケットイン」を基本コンセプトとしています。

DELTAMAX社の検査装置は、既設の加工設備へも後付けで取付け可能です。同社の欠点検査装置は日本国内でも高い評価を得ています。

〇DELTAMAX社の主な取扱品

複層ガラス製造ライン用　縦型欠点検査装置（GlassInspector QPLUS）

水平型ガラス欠点検査装置（EVO）

ガラス切断ライン用　素板欠点マーク検査装置（OPT）

複層ガラス検査装置（IGU SCANNER）

強化ガラス　破砕数カウンティングシステム（FROG／TEMPERCHECK）
欠点データ分析ソフト（Production Analyser）　など

MISTRELLO社

イタリア・MISTRELLO社は1805年に金属加工会社として設立され、1990年代よりガラス産業向け機器事業を開始している設備メーカーです。ガラスの保管システム・倉庫システムに強みをもっており、毎年2500台以上のオーダーメイドラックを全世界に向けて製造しています。同社製品はコンパクト、省コスト、カスタマイズ性、安全性といった部分を特に重要視して設計が施されています。

日本国内のみならず世界各国における板ガラス業界では、少量多品種化が進んでおり、ガラス加工工場で在庫する素板の品種も増大しています。従来のAラックでは保管・在庫可能な品種数も限界があるところ、限られたスペースに多くの品種をコンパクトかつ安全に在庫するニーズが増えています。MISTRELLO社の半自動コンパクトラックシステム・自動素板供給システムはそのようなニーズにお応えし、お客様の利便性・生産性・安全性向上に寄与いたします。