
ポーランドのワルシャワにあるPOLFLAM社の新工場の落成式から1年が経過しました。この工場は、生産面積が2万平方メートル以上あり、耐火ガラスの生産に特化した完全自動化の最先端工場として、ガラス業界において最もダイナミックで注目されている拠点の1つとなっています。FOREL社は、2つの統合物流(ソーティング)システム、エッジ加工、複層ガラス製造ラインの設置という特別な役割を担いました。

2005年以降、POLFLAM社は、2枚のガラスの間に特殊なハイドロゲル中間膜を使用することで、耐火複層ガラスを専門に扱うことを選択しました。 その結果、厳しい品質検査に合格しなければならない耐火構造の複層ガラスは、「POLFLAM EI」(*)という製品、熱放射を抑え断熱性を高めた「POLFLAM EW」(**)という製品で展開しています。
* POLFLAM EIの耐火ガラスは、EN 13501-2に基づく完全な断熱要件を満たしています。
** POLFLAM EWの耐火ガラスは、EN 13501-2に基づいて、熱放射要件 (放射制御) を満たしています。
2019年、同社はPrivate Equity GroupのBaltisse社によって買収されましたが、これによりPOLFLAM社は、新工場の建設、生産フローの整理、新しい設備一式の導入を伴う新地域への進出を果たすことができました。
「Baltisse Groupが投資する前、POLFLAM社はまだ半分が手作業で加工するビジネスでした」と、取締役のJean Luis Canelle氏は説明しています。「私たちの目標は、会社を変革し、生産性を上げ、特に西ヨーロッパ市場に向けてグローバルに販売を拡大することでした。 そして、これは以前の施設、設備では不可能でした」。

POLFLAM社のCEOであるDavid Ulens氏は、「当初の工場の生産能力は、すでに最大に達していました。 そこでは、これ以上成長することはできませんでした。しかも、手作業では、品質、サイクルタイム、精度の標準的なレベルを確立することはでききませんでした。もう一度、根本から生産工程を作り直さなければならなかったのです」。
「耐火ガラスは、多くの場合、法律で義務付けられています。」 とDavid Ulens氏は結んでいます。「ヨーロッパ全域で住宅密度が高まっており、新しい規制によって、建物に耐火ガラスを取り付けることが義務付けられるでしょう。したがって、この市場が長期的に成長し続けることは容易に推測できます。POLFLAM社は、競争力を高め、主導的な役割を果たすための設備を整えています。
「使用する設備の選定が決め手でした。その中でFOREL社は、2つの統合物流(ソーティング)システム、エッジ加工、複層ガラス製造ラインの設置という特別な役割を担っています。このメーカーを選んだ理由は3つあります。」
「まず、FOREL社は、私たちが特殊で複雑なプロジェクトについて話していることをすぐに理解し、効果的なソリューションを提供してくれました。特に複層ガラスの分野では、FOREL社は最高のソリューションを提供してくれたと思います。設備はあくまでもツールであり、サービス体制が整っているかどうかが重要なポイントになります。設備の設置時から必要不可欠なものです。そして、FOREL社は私たちの期待に100%応えてくれました。」


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※情報出展元:2023年2月3日 の https://www.glassonline.com/polflam-increasing-productivity-with-forel/に掲載
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