LCM(Li-Chuang Machinery)社は、台湾国内ではKINCHILI(金吉利)社として知られており、1982年に設立されました。当初は様々なコンベアの製造に注力しており、1985年までの3年間で、新しいガラス洗浄乾燥機のシリーズを開発しました。同社CEOのChiang Kun Ting氏を筆頭として、継続的な技術革新と研究に専念しています。ガラス洗浄乾燥機に特化した同社は、この分野に於いて確固たる地位を築いており、苦難の連続であった設立当初から今日に至るまでの約30年間で、台湾国内市場に加えて、海外市場にもビジネスの幅を広げています。現在では、国内外にリピーターを持つまでになりました。主な製品であるガラス洗浄乾燥機の他に、ガラスの表面の傷や欠点を処理できるディスクブラシ型洗浄機も開発しました。
同社CEOは感謝の意を示しています:
これもひとえに、ユーザーの皆様、代理店の皆様、サプライヤーの皆様、そして業界における先輩方のご支援、ご助言の賜物であると同社は考えております。
ブランドとは企業イメージの象徴であり、製品の品質を映す鏡でもあるのです。品質の向上をベースにして「完璧を超え、匠の仕事をする」ことに、弊社は主眼を置いています。そして、無機質な機械に人間らしい温もりを注ぎ込み、より簡単に操作でき、使い易いものにしたいという思いを持ち続けています。
今後も弊社は、品質にこだわり、革新を続け、卓越性を追求していきます。

近年、同社は台湾の伝統的なブランドからグローバルブランドへと変革を遂げています。2017年に誕生したLI-CHUANGブランドは、台湾での現地生産を意味するだけでなく、高品質な「MADE IN TAIWAN」を世界に広めるためのシンボルであることを意味しています。同社のロゴは地球と歯車を組み合わせており、地球の周りを回る回転ギアを表しています。お客様にとっては生産をよりスムースにする歯車、つまり同社の高品質な製品を表しています。

マーケティング
同社は、製品の品質を継続的に向上させることを最大の目的としています。また、地球環境の保護にも努めています。洗浄機には、ブラシ洗浄、エアナイフ乾燥、特殊な自動昇降装置が採用されており、使用上の利便性を高めています。また、水資源をリサイクルするシステムや、動作音を抑えるための吸音材を製品内部に使用することで、環境と使い易さに配慮しています。

また、世界的なトレンドに乗り遅れないよう努めています。国内外の様々な展示会に常に積極的に参加し、同業他社とのコミュニケーションを図るため、業界団体の機関誌にも製品を掲載しています。様々な国際展示会に参加することで、同社のビジネスは海外に広がりました。海外のお客様から認めていただいただけでなく、代理店と積極的な協力関係を築く事で、製品を海外に販売しています。
各国の状況に応じて、現地の代理店と共に充分な市場調査とデータ収集を実施しています。その上で、ターゲットとなる市場の需要や競合状況を把握しています。同社は、お客様の利便性を重視し、海外のお客様に完璧な操作マニュアルを提供しています。お客様と連絡を取り合い、据え付けに関する疑問を取り除き、お客様の満足度を最大限に高めることができるよう尽力しています。近年、同社が公式ウェブサイトのデザインを見直したことで、お客様がウェブサイト上で同社や製品の詳細を知ることができるようになりました。
また、カスタマーサービスも完備しています。同社のカスタマーサービスチームは、直ちにトラブルシューティングやメンテナンスを手配します。また、定期的にお客様と連絡を取り、製品の使用状況を確認しています。また、潜在的なお客様からの情報も定期的に収集し、分析・評価を行っています。同社では毎年、売上の一定割合をマーケティング費用として予算化しています。マーケティング予算は主に展示会への参加に使われています。同社はGLASSTEC国際展示会にも定期的に参加しています。この国際的な舞台で、特別に設計された昇降式のディスク洗浄機を紹介しています。実機をお見せすることで、その高性能なディスク洗浄効果をお客様に実際に見ていただくことに注力しています。そのため、お客様に積極的にコンタクトを取り、同社の製品を視察頂くため展示会への参加を促しています。

洗浄・乾燥品質
同社の製品である昇降式ガラスディスク洗浄機は、高性能なディスク洗浄効果を特徴としており、お客様からの高い評価と長期間にわたる継続的な関係を築いています。
現行の洗浄機は従来のメタルカラーのイメージを覆す製品です。美しいカラーリングが上品な質感を生み出しています。機能面では、革新的なガラスディスク洗浄により、ガラス表面の汚れやマーク、目に見えない油分を完璧に除去します。
他社製品と比較して、同社製品はお客様の利便性をより重視しています。そのため、各機器のカスタマイズや自動昇降機能の設計を行っています。機械の操作・メンテナンス・修理・調整などをより簡単に、より使い易くしています。
製品設計では、まず、お客様からのご要望を分析し、新しいアイデアを同社のオリジナル図面やモデルと組み合わせます。次に、技術的な実現可能性・コスト・開発と生産に要する期間・機能・サプライヤーとの協力関係などを勘案し、実際の状況に応じて、いつでもデザインの調整や改善を行います。生産工程では、調達のプロセスに基準を設けています。まず、原材料の要件を評価し、次に適切な部品サプライヤーやメーカーを選択し、協力を取り付けます。同社の生産品質管理に於いては、定期的にサプライヤーを評価し、製品の品質を検査しています。安全規則や電気制御の仕様に従うことに常に注意を払っています。同社の品質管理システムには、研究・開発・設計・生産工程の管理が含まれ、性能評価や部品の品質管理も含まれています。海外市場でのビジネスを拡大するため、2011年にはCE認証も取得致しました。CE認証とは、製品の製造者が、その製品がEUの関連指令に適合していることを確認し、対応する評価手順を完了したことを意味します。また、同社の製品は、各国の規制や安全仕様に準拠しています。
設計から製造、検査に至るまで、全ての製品は品質管理・運営のプロセスを踏んでいます。そうすることで、品質を安定させることができるのです。また、お客様の使用状況を把握し、アフターサービスを充実させることで、お客様の満足度を最大限に高めることをモットーにしています。
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↓ ガラス建装時報 8月22日・29日合併号に取り上げていただきました ↓
本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com