米国の2025年9月度生産者物価指数(PPI)の公表は、政府機関の一時閉鎖により延期されていましたが、現地時間2025年11月26日に再開されました。この影響もあり、今回公表された内容は2025年11月分のPPIとなります。
2026年1月18日(現地時間)に米国労働統計局が発表した生産者物価指数(品目別情報)の 速報値によれば、2025年11月度の板ガラスの生産者物価指数は179.341であり、先月比+0.032(+0.018%)、前年同月比で+5.725(+3.298%)となりました。
生産者物価指数は、生産者(製造メーカー)の出荷価格に基づく価格変動を表す経済指標であり、上述の数値は1982年の価格を100として算出されています。一般的に消費者物価指数よりも景気動向の反映が早い指標として参照されています。過去10年の板ガラスの生産者物価指数の推移を下図に示します。
2025年11月の米国生産者物価指数(PPI:最終需要向け財・サービス)は、前月比+0.4%と上昇しました。前年同月比では+3.0%(市場予測は+2.6%)とインフレ鈍化の継続、供給網の改善、サービス価格の落ち着きといった流れと整合的な結果です。市場予想では前月比+0.2%が見込まれておりましたが、結果はやや上昇しました。
専門家は、エネルギー価格の一時的な上昇が全体を押し上げたものの、サービス価格やコア指数は落ち着いており、供給網の改善も価格安定に寄与した結果、広範なインフレ圧力は弱く、市場が期待する「インフレ沈静化と景気維持の両立」というソフトランディングのシナリオに沿った内容となり、「インフレ鈍化の継続」や「金融政策の過度な引き締めリスクの後退」とも整合し、FRB の政策判断に対する市場の安心感を高める結果となりました。
引き続き動向を注視して参ります。

出典:米国労働統計局(U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS), PPI Commodity data for Nonmetallic mineral products-Flat glass, not seasonally adjusted
本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 資材グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com
