【海外情報】Glass for Europe(GfE):建物のパッシブ冷却における日射遮蔽ガラスに関する新しい論文

建築物のエネルギー性能に関する指令(EPBD)が夏季の快適性を重視する中で新たな冷暖房戦略の策定が進む状況を踏まえGlass for Europe は、先進的な日射遮蔽ガラスがアクティブシステムや遮光材を導入する前段階としてパッシブ方式による課題解決に極めて効果的であることを示す新たな情報資料を公開しました。

Passive cooling(パッシブ冷却):エアコンなどの機械設備を使わずに、建物を自然に涼しく保つための仕組みや設計手法のことです。
主な特徴
▶ 電力を使わない/最小限に抑える
▶ 建物の形状・材料・日射遮蔽・通風などを活用して温度を下げる
▶ 省エネ・環境負荷の低減に効果がある

具体例
▶ 日射遮蔽ガラスやLow-Eガラスによる日射熱のカット
▶ ひさし・ルーバー・ブラインドによる直射日光の遮断
▶ 自然換気や通風設計
▶ 断熱材による熱の侵入抑制
▶ 夜間の放射冷却を利用した冷却

欧州が気温上昇と熱波頻度増加に直面する中、建物の高温化は居住者、設計者、そして政策立案者にとって共通の重大課題となっています。Glass for Europeの最新論文「建物のパッシブ冷却における日射遮蔽ガラス(Solar Control Glazing)の役割」の中で、この課題解決における日射遮蔽ガラスの極めて重要な役割を強調しています。建築物のエネルギー性能は長らく、冬季の断熱性に重点が置かれてきましたが、本論文は不適切なガラスによる日射熱取得が夏季の高温化を招く主な要因であることを強調しています。

日射遮蔽ガラスは、高い採光性と視覚的な快適性を維持しながら、必要な光は通しつつ、不要な日射を抑えるように設計されています。建築設計の初期段階から組み込むことで、室内温度のピークを大幅に抑制し、空調設備の稼働を削減することができます。

本論文では、日射遮蔽ガラスが、居住者の快適性向上、冷房エネルギー需要の低減、CO₂排出量の削減、そして冷房設備の小型化が可能になるなど、様々な利点をもたらすことを示しています。

技術的性能に加え、Glass for Europeは政策面にも焦点を当て、特に透明な建築部材のエネルギー計算に関するEPBDガイダンスと、建築物の性能評価においてガラスの遮熱性能を適切に考慮することの重要性について、別添資料で詳しく解説しています。

EPBDガイダンス:2050年までに建築物部門の脱炭素化(ゼロ・エミッション化)を実現することを目指す法規制


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※情報出展元: https://www.glassonline.com/gfe-contributes-to-public-consultation-on-the-advanced-materials-act/ に掲載



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