ガラス・建装時報 2025年5月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)

TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、イタリア・デルタマックス社のガラスの表面検査装置を販売する。デルタマックス社の主要製品は、高度なAIとIoT技術を組み合わせたスマートファクトリー向けシステム。リアルタイムでデータを収集・分析し、最適な運転条件を調整することで、生産性のパフォーマンスを向上させる。持続可能な未来の構築に向けた先進的な技術開発を推進し、持続可能な開発目標に基づいた製品・システムを提供。高精度検査技術と品質管理で、業界の生産効率向上と環境負荷の低減に大きく貢献する。
自動品質検査装置「EVO(エボ)」は、精密な画像解析技術を活用し、製品の欠点を高速かつ正確に検出。ガラスの形状、寸法、印刷品質まで詳細に分析できるので、目視検査と比較して検査精度が飛躍的に向上し、不良品の流出防止に貢献する。
複層ガラスラインの洗浄工程直後に設置される単板品質管理システム「QPLUS(キュープラス)」は、ガラス表面の微細な傷や汚れ、従来は検出が難しかった水あかを高精度で検出する革新的なスキャナー。従来の検査システムと異なり、単一ユニットで高精度な品質管理を実現し、ラインの処理速度を維持しながらより厳格な品質基準を満たすことができる。
デルタマックス社の技術は、廃棄ガラスの発生を最小限に抑え、資源の有効活用を実現する。 「OPT(オーピーティー)」は、必要な品質レベルを満たしたガラス切断処理をすることで、生産プロセスの無駄を削減し、効率的な切断を実現する。 同システムでは、ガラスの欠点マークを切断前に検出し、イタリア・オプティマ社の「Re―OPT(リオプト)システム」と連動し、不良箇所を避けて最適化することで生産コストを抑えながら品質を維持する。不良の発生を最小限に抑えることで機械の摩耗を軽減し、設備の耐久性を向上させるとともに、工場全体の資源消費を抑えることにも貢献。この取り組みは、製造プロセスの持続可能性を高めて環境負荷の低減につながるため、企業のカーボンニュートラルの目標達成に寄与する。
デルタマックス社は1989年創業し、ブルーノ・ケスラー財団(FBK)研究センターのスピンオフとして誕生。企業向けの品質管理人工視覚システムの開発に長年取り組み、各種自動欠点検査装置、工場自動化システムを手掛ける老舗メーカーとして確固たる地位を築いている。ガラス業界の他、鉄鋼・石材業界など幅広い分野に向けて、自社開発の欠点検査装置を提供し、各産業の品質管理を支え続けている。創業当初から顧客との密な信頼関係を大切にし、現場で求められる機能、品質のフィードバックを積極的に反映しながら製品開発を進めてきた。この姿勢は現在も変わらず、「マーケットイン」を基本コンセプトとして、市場のニーズに即した革新的なソリューションを生み出し続けている。
今後も先進技術を駆使し、持続可能な未来に向けた製品開発を加速させる。AIを活用したさらなる自動化技術、環境負荷低減を両立させるソリューションの研究開発に注力し、市場での競争力を高めている。デルタマックス社の取り組みは、単なる技術革新ではなく、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩。環境保護、効率化、未来志向の物作りを通じて、ガラス業界の発展と社会貢献を両立させる。

<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます
本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 資材グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

