ガラス・建装時報 2025年3月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)

TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、スペイン・フィルトラグラス社の水処理装置を販売している。スラッジ(微粒子)を水中から除去し、ガラス加工排水を再利用できるので、メンテナンスの手間が省け、加工設備・部品の両方の損耗を避けることで長寿命化が期待できる。ベーシックモデル「ECOBOX」、スタンダードモデル「DP/DG/DM」、大容量モデル「XTREM FLOW」があり、小型・中型の水処理装置1台で加工機単体から複数台までの水処理に対応できるようラインアップ。進化するガラス加工のために信頼できる水処理システムとして、日本での導入実績が増えている。
昨今の環境問題、水不足などの観点から、ガラス加工排水の処理に関するニーズが世界中で高まっており、国内でも加工機の設備導入と同時に水処理装置の導入を進めるガラス加工メーカーが増えている。
水処理装置を導入することで、
① 水道水の消費量の削減
② 酸化セリウムを水中から軽減
③ メンテナンスコストの削減
④ 環境負荷低減
⑤ 循環水回路内での排水の100%リサイクル
⑥ ガラス研削、研磨機の長寿命化
⑦ 加工ガラスの安定した品質
⑧ 柔軟なカスタマイズが可能
⑨ 生産ライン停止時間の低減
⑩ 冷却水使用の節約
といったメリットがあり、生産環境の向上に大きく貢献する。
ベーシックモデルは、水槽容量が800~3750㍑、水処理能力は毎分50㍑。1台の加工機の排水処理が可能。スタンダードモデルは、水槽容量が3750~1万2000㍑、水処理能力は毎分50~160㍑。機種によって1~4台の縦型加工機の排水処理が可能。大容量モデルは、水槽容量が6750~2万4000㍑、水処理能力は毎分200~1500㍑で、複数の加工機からの排水をまとめて処理できる。
フィルトラグラス社の水処理装置は、ガラスのスラッジを含まない水道水に匹敵する品質の水を再利用できるので、ガラス製品の品質が安定する。クリアな水を供給し、加工設備や部品の損耗を防止するので、加工機械の長寿命化に貢献する。タンクの清掃から解放され、メンテナンスの手間を削減。フィルターの交換頻度は年1~2回なので、オペレーターの負担を軽減する。
併せてスラッジ粉の飛散を防止する。堆積したスラッジは、圧縮して自動的に外部へ排出されるので、加工機と加工機周辺環境の美化を維持する。水道水の消費量を減らせるので、水道料金の節約になる。環境負荷を軽減することができ、産業廃棄物をまとめて処理することで環境に配慮する。水処理装置は工場のレイアウトに合わせて柔軟にカスタマイズが可能で、ガラス加工排水をためる貯水槽も設置できる。
水処理システムの効率性は技術的能力だけでなく、環境への好影響にも反映されている。企業は生産工程で使用する水を100%リサイクルすることができ、水資源の消費量削減、廃棄物発生量の減少に大きく貢献する。装置は使いやすさとメンテナンスのしやすさに優れており、客のオペレーションを最適化し、時間とコストを節約できる。
フィルトラグラス社は、ガラス産業用のろ過システムの製造を専門とする水処理会社。処理工程で使用される水に含まれるガラス粒子を分離・除去し、きれいな水と完全にリサイクル可能な乾燥固形廃棄物の両方を得るために設計された機械を開発する。スペイン北東部に本拠地を持ち、20年以上にわたってガラス産業に特化した水処理装置を製造。他に自動車、光学産業などさまざまな分野に効果的なろ過ソリューションを提供する。世界中で問題となっている排水汚染や持続可能な社会の実現にいち早く着目し、水処理システムが認知されていない国にも積極的に製品を販売している。

<今回のメーカー>
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本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 資材グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

