【ガラス設備】OPT:DELTAMAX社の切断ライン向けインダストリー5.0ソリューション

DELTAMAX社のOPT(オーピーティー)は、未洗浄の板ガラスの欠点を切断前に検出するように設計されており、欠点部分を考慮しての再採り合わせすることで生産性を向上させ、サイクル時間を短縮しガラス洗浄の必要性を排除します。それにより、水とエネルギーの両方を節約します。
したがって、スキャナーの円滑な統合と実績のある優れた効率性によって広く導入されているのも不思議ではありません。

未洗浄の板ガラス

優れたアイデアは、必ずソリューションへと発展するプロジェクトの原動力となります。
現実的な問題を解決するには、効率的にシステムを進化させる必要があり、そのシステムは顧客の高まるニーズに応えるために継続的に改善されなければなりません。
特に洗浄していない板ガラスの品質管理のために開発された最先端のスキャナーであるOPTの歩みは、まさにそのようなものでした。ガラス切断機の前に設置するように設計されたOPTは、ジャンボサイズのガラスとレギュラーサイズのガラスの両方の加工工程のスタート地点となります。
OPTは、構造上の欠点(修復不可能な欠点)を特定し、これらの欠点を廃棄に割り当てて切断計画を再最適化することによって、生産サイクル全体を向上させるという画期的な目的で考案されました。
そのメリットは、明確であり、納得できるものです。
1.投資の削減:高価で大掛かりな洗浄機は不要
2.生産性の向上:各ガラスの再最適化による廃棄ガラス面積の削減
3.サイクルタイムの短縮: 高性能な欠点検出により、工程内での不良率が減少

例:欠点の位置は赤丸で表示
OPTIMA社の最適化システムで欠点を回避した結果

好影響を促進
OPTがもたらすプラスの効果は、上記のような直接的なメリットにとどまらず、環境負荷の低減や持続可能な生産工程を目指す現代のトレンドにも合致しています。
不適合ガラスを加工から除外することで、いくつかの持続可能な要素に対応し、インダストリー5.0のコンセプトを正確に反映することができます。
1.節水:不適合ガラスの洗浄が不要
2.省エネ:不適合ガラスは生産ラインから除外
3.消耗品の削減:不適合ガラスの生産工程から除外

OPTシステムは本質的に生産ラインと相互接続されており、入力 (搬送中の各ガラスの詳細情報) と出力 (再最適化に必要な欠点分布、切断テーブルソフトウェアで処理) の両方の重要なデータを送受信します。この両方の機能により、OPTはいわゆるインダストリー4.0テクノロジーの代表的な例となっています。

特許取得済みのイノベーション
DELTAMAX社のソリューションは、研究開発への継続的な投資の重要な成果を示す特許を取得しているほど革新的です。
顧客はこれらの利点を認識しており、DELTAMAX社の透明性を信頼しながらも最初は懐疑的であった多くの顧客が、最初の購入後にすべての切断ラインにOPTを導入するようになりました。
この幅広い導入は、DELTAMAX社のイタリアのトレント研究所で開発された技術の信頼性と実効性を明確に示しています。
このイノベーションはEUで特許を取得し、現在は米国でも特許を取得しています。

容易な設置
OPTの設置は非常に容易で、既存のレイアウトや切断ラインの工程を変更する必要はありません。このような統合の容易さは、DELATAMAX社の検査ソリューションが確立されたオペレーションに円滑に組み込まれ、実績のある工程が中断なく向上することを示しています。

インダストリー5.0とは
インダストリー5.0(第5次産業革命)は、2021年に ヨーロッパ委員会(European Commission)が提唱した概念で、「人間中心の持続可能な産業への変革」を目指しています。 
この新しい産業革命は、以下の3つの主要なコンセプトに基づいています:

  1. レジリエンス(回復力):パンデミックや自然災害などの突発的な変化に対応し、産業や生活を守る力を強化する。
  2. サステナビリティ(持続可能性):環境に配慮した企業活動を推進し、再生エネルギーの使用や循環型経済を目指す
  3. 人間中心:人と機械が協働し、効率的かつ柔軟な生産を実現する。
    インダストリー5.0は、インダストリー4.0(第4次産業革命)と異なり、単なる自動化ではなく、人間と機械が協力して働く「自働化」を重視しています。
    これにより、より高品質な製品の効率的な製造と社会的課題の解決を両立させることを目指しています。

glasstec 2024 展示Booth 情報:DELTAMAX社は Hall 16 / C14 にてお待ちいたしております
以下の画像をクリックしていただくとDELTAMAX社の会場マップにアクセスできます


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イタリア・DELTAMAX社

※本記事は、glassOnlineに特別な許諾を得て掲載しています
※情報出展元:Glass-Technology Internationalに掲載



本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com




			

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