【ガラス設備】充填機と濃度測定装置 ガス入り複層生産の必需品

ガラス・建装時報 2024年6月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)


TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、ガス入り複層ガラスの生産に欠かせない、ドイツ・DGT社の複層ガラス用ガス充塡(じゅうてん)機、ガス濃度測定装置を販売している。DGT社は、センサー制御による手動ガス充塡機を取りそろえ、少量生産から大量生産まで幅広いニーズに対応。ガス濃度測定装置は、より断熱性能が高いガス入り複層ガラスの需要に応えるための選択肢。既に複層ガラスラインを設置している場合も、大掛かりな装置の入れ替えをしなくてもガス入り複層ガラスの生産に着手できる。

 DGT社は世界中の大手ガラス企業に自社のガス充塡機を提供。海外では欧州各国の他、東欧、北米など多数の実績があり、国内でも多く採用されている。ガス充塡機の各モデルは、いずれもAr(アルゴン)、Kr(クリプトン)、Xe(キセノン)の希ガスに対応。センサーがガス充塡率90%を検知すると自動的に停止する。モデルによって1分間当たりのガス充塡量が異なり、生産量に合わせた最適なモデルを提案可能。

 少量多品種の複層ガラスメーカーに適した「ピコスター」は、毎分8㍑の充塡速度(アルゴンガス充塡時)で、独立した出力ポートが1ポート、2ポート、4ポートのモデルがある。ラインナップで最も小型だが、センサー制御によって信頼性の高い充塡が可能。

 「スマートスター」は毎分30㍑の充塡速度(同)と大幅に高速化し、複層ガラスが横置きの状態でもガスを充塡することが可能。出力ポートは2ポート、4ポートがある。

 独立型としては世界トップクラスの充塡速度(同)を誇る「スピードスター」は毎分70㍑、100㍑、150㍑に対応した3タイプ。出力ポートは1ポート、2ポートがあり、こちらも横置きガス充塡に対応。複層ガラスラインでガスプレス機以外の選択肢にもなる。

高精度なガス濃度測定

 ガス濃度測定装置「センソライン」は同じくセンサー制御で、複層ガラス内のガス濃度を測定できる。測定値の誤差はプラスマイナス0・1%と高精度。通常のフロートガラスを利用した複層ガラスの他、合わせガラス(PVBやEVA)、Low―Eガラス、カラーガラス、トリプルガラス構成でも1台で測定できる。複層ガラス製造において、信頼できる品質管理システム構築のための欧州標準「EN1279:6」に準拠する。

 サービス、コンサルティング、技術ソリューションの提供において、顧客視点による柔軟性と信頼性がDGT社の強み。同社はDGT社製装置の特別な試験や設置への相談を随時受け付けており、レンタル、中古機器、トライアル使用にも対応する。


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます

ドイツ DGT社

本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ/資材グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

コメントを残す