【ガラス設備】Neptun社:縦型研磨機の導入実績増

ガラス・建装時報 2024年3月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)


TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、イタリア・ネプチューン社の縦型平磨き・傾斜加工機「ROCK(ロック)」シリーズの受注が続いており、国内での納入実績が増えている。加工機としての性能だけでなく、オプション機能として設置できる、平行四辺形の異形ガラス搬送・加工システム、出口コンベヤー上に設置できるボックス型簡易洗浄機が好評という。一緒に水処理装置を検討・購入するケースもあり、スペイン・フィルトラグラス社の水処理装置とともにワンストップで提案できるのが強み。生産性向上の観点からガラスハンドリングシステム「BravoLoad」も引き合いがあり、自動化・省人化の需要に対応する。

ネプチューン社は、縦型研磨機で世界的に有名なイタリア・バベロニ社を創業したバベロニ家が2008年に創業。バベロニ社の伝統的な設計思想を基に、設備性能や耐久性を追求したモデルを発表している。縦型研磨機「ロック」シリーズは、糸面コバ磨き機8軸仕様「ROCK8」、11軸仕様「ROCK11」、斜面すり研磨機10軸仕様「ROCK10ー45」、同14軸仕様「ROCK14ー45」の4種。いずれも研磨ホイール用のスピンドルがモーターとは独立した構造で、モーターの回転による固有振動の影響を受けず、高い研磨品質を得ることができ、騒音も抑える。

ケブラー樹脂が組み込まれたコンベヤーは、自動注油機能付きのスチールガイド上を駆動し、長期間稼働しても安定した駆動が可能。メインフレームは堅牢(けんろう)で経年変化しにくい鋳造構造。250万㍍の加工に耐えられる設計となっている。同シリーズは高性能ながらシンプルでメンテナンス性を追求しており、国内でも好評を得ている。

載せ、下ろし、回転移動を自動化

ハンドリングシステム「BravoLoad」は板ガラスの載せ、下ろし、回転移動を行う自動ロボットシステムで、市場で最も自動化された柔軟なシステムの1つ。さまざまな加工設備と組み合わせて生産サイクルを自動化することで、生産性、コスト、安​​全性でメリットが高い。特別なプログラミングは不要で、作業者は容易に使用することができる。ガラスのサイズ、厚さは自動的に認識され、必要な吸盤のみを作動させてガラスをハンドリングする。

1分間で最大13枚のサイクルタイムで、板ガラスの載せ、下ろしを管理し、加工設備の最大作業速度に基づいてハンドリング速度を最適化する。例えば、2台の縦型研磨機とハンドリングシステム、縦型洗浄機とで構成する自動化加工ラインは、作業者の手を介さずにガラスの4辺加工、洗浄、取り出しが可能。


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます。

イタリア・Neptun社

本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ/設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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