ガラス・建装時報 2024年2月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)
TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、イタリア・フラテリペッザ社製ガラス用縦型すり加工機のエントリーモデル「Zephir(ゼフィール)」シリーズ、多機能モデル「Mistral(ミストラル)EV」シリーズを販売している。縦型加工機は平型と比べてスペースを取らないというメリットがあり、買い替え需要が高まっている。これらの設備に適したすり加工用専用研磨剤「ALOX」(酸化アルミニウム)も販売。同社は「ALOX」の一部品種を国内で常時在庫しているので安定供給が可能。高い意匠性が求められる内装・装飾ガラスの多様なニーズに対して高品質の研磨剤を提供し、優れたすり加工品質で応える。
「ゼフィール」シリーズは、「Z120」(ガラス最大高さ1200㍉)、「Z180」(同1800㍉)の2種あり、一つまたは二つの吐出ヘッドを装備可能。通常の全面すり加工、彫り加工(エングレービング)といったベーシックな加工に対応しており、高い加工品質を誇る。競争力がある価格とミニマムな機能を持つエントリーモデルで、装飾分野で多くの顧客に好評だ。
「ミストラル」シリーズは、「120EV」(ガラス最大高さ1200㍉)、「180EV」(同1800㍉)、「260EV」(同2600㍉)の3種。全面すり加工、彫り加工など「ゼフィール」シリーズの機能に加え、グラデーション機能(濃淡を調整したサンドブラスト加工)を実装し、ガラス板上を最大50のエリアに分けた加工プログラムを設定できる。ドア、パーティション、鏡、その他の高い意匠性が求められる内装・装飾ガラスの加工が可能で、特に欧米では多くの需要があり、多様なニーズに応える。
加工時間を短縮して大量生産が求められる場合、ガラスや鏡の一部にだけサンドブラスト加工をしたいといった特殊な用途に対しても大きな利点を発揮する。グラデーション機能はシャワーブース、手すりなど、近代的なデザインで求められる意匠性や付加価値が高いデザインを実現するために重宝されている。専用ソフトウエアによって数百の加工プログラムを登録することができ、少量多品種生産に対応。ポーズ機能の搭載で、最終的な仕上がり品質に影響を与えることなく、加工の一時停止と再開をすることができる。
作業者の安全や環境を保護する専用のフィルターシステムを搭載しており、新しくフィルター設備などを設ける必要がない。設備内部の静電気の帯電を防止でき、加工への悪影響を防げる。
フラテリペッザ社は1970年創業で、石油化学、繊維業界への建築資材サプライヤーとして事業を開始。ガラスすり加工で30年以上リーディングカンパニーとして製品を提供している。設備の設置スペースを削減できる縦型すり加工機に特化しており、120カ国以上に500台以上販売してきた。
特殊な模様やパターンをすり加工する際に必要となる金属性の版を「Amacor(アマコール)ステンシル」の名前で提供している。「アマコールステンシル」をガラス上に重ねてすり加工に投入することで、手軽に意匠性が高いデザインを実現でき、作業者の技量による加工品質の差もないため、常に安定した生産ができる。ガラスへの刻印に特化したマニュアルマーキング機も完備。ロゴ、規格などのマークをガラスに手軽に刻印できる。
高品質の専用研磨剤「ALOX」も供給しており、設備とともに高い評価を得ている。「ALOX」はアルミナを主成分とする研磨剤で、36番(粒径525㍃㍍)~220番(粒同58㍃㍍)をラインアップ。優れたすり加工品質を得るためには高品質の研磨材を使用することが不可欠。フラテリペッザ社製研磨剤は正確な化学分析を受けており、粒度や硬さといった研磨剤の品質が保証されている。


<今回のメーカー>
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本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ/設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

