
リノベーション政策を検討する「リノベーションウィーク(Renovation Week)」が、EU議会議長国のベルギーの主催のもと開催されました。これを記念し、欧州ガラス業界団体のGlass for Europe (GfE)は建築物の窓ガラスの性能向上の重要性と利点に焦点を当てた政策マニフェストの動画を公開しています。
本年1月15日は、建築物における高性能ガラスの重要性と関連性を強調する重要な日となりました。建築物のエネルギー効率の問題をEUの政策議論の最前線に据える「リノベーションウィーク」の開始に加え、欧州議会のエネルギー委員会のメンバーが建築物のエネルギー性能指令(EPBD)に関する合意を、数ヶ月の議論の末に正式に採択しました。
GfEが公開した動画は、窓ガラスの交換を加速する必要性に焦点を当てています。Guardian Glass EuropeのJean Ries氏とAGC Glass EuropeのDavide Cappellino氏が発言し、人々の健康、建築物のエネルギーとCO2の排出低減など、窓ガラスの交換の数多くの利点を強調しました。
エネルギー性能指令EPBD の改訂によってもたらされる改善は歓迎されていますが、リノベーションを促進するには追加の措置が必要と言えます。したがって、リノベーションについては次回の欧州委員会の議題としても引き続き重要視される必要があります。まず、明瞭なガイドラインに基づいて、改訂されたエネルギー性能指令が迅速に実施されるようにすることです。EU加盟国の国家レベルのリノベーション計画も、目標を達成するために迅速に策定される必要があります。また、省エネルギーへの取り組みを検討する必要があります。窓及び窓ガラスの交換は、人々の健康と快適さに直接貢献するため、優先順位を高くして取り組むべきと言えます。
次回以降の欧州委員会では、建築物のライフサイクル分析に関して行われた検討をフォローアップします。CO2排出量を削減した製品を使用して建設・リノベーションができるようにすることが重要です。
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※情報出展元:2024年1月19日 「Glass for Europe: Boost windows replacement」
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