【海外情報】GfE(Glass for Europe):欧州板ガラス産業政策マニフェスト 2024-2029を記念したビデオを公開

欧州のガラス業界団体GfE(Glass for Europe)が、2024年-2029年の5年間の欧州板ガラス業界の政策マニフェストの発表を記念して、ビデオを公開します。ビデオは全5回の予定で、GfEのメンバー企業の幹部らが、欧州板ガラス業界が直面する課題や機会を紹介し、次の任期の具体的な重点政策を提示しています。

2024年6月に欧州議会議員選挙が行われます。これにより、新たな欧州委員会、欧州議会議長などの一連の人員が刷新され、新たな5年の任期が始まります。

この5年はEUにとって重要な時期となることが予想されます。加盟国は多くのグリーンディール関連法案を実施し、EUは2030年までに55%のCO2削減目標を達成するための施策を推進していくことになります。その一方で、度重なる異常気象、困難なエネルギー情勢、外部との競争激化に依然として直面しており、これらは欧州の産業や経済に圧力をかけることになります。

このような時世に鑑み、GfEは「持続可能な変革の実現に注力する使命(A mandate to focus on enabling sustainable transformation)」と題された欧州向けの政策マニフェストを公表しました。

今回のビデオでは、板ガラスメーカーの幹部らとGfE事務局メンバーが発言し、業界のビジョンを提示し、今日の産業の現実を説明し、具体的な政策提言を行います。

このビデオメッセージの目的は、欧州議会の政策立案者らと接触していくことにあります。政策立案者らは、政策選択がどのような変化をもたらし、板ガラスや窓などの分野で持続可能な変革を可能にするのか、業界リーダーの意見に関心を高めています。GfE議長(サンゴバン社)のJoana Arreguy氏が、2023年11月30日にVon der Leyen欧州委員会委員長及びŠefčovič副委員長との”スムーズな移行への対話”(Clean transition Dialogue)をおこなったこともその流れで、今後更なる政策対話が進むことが期待されます。

全5回のビデオのうち初回のビデオでは、全体的なビジョンを提示し、4つの政策優先事項を紹介します。残りのビデオメッセージは順次公開されます。

  1. 高性能な窓への交換を促進
  2. ガラス業界のエネルギー効率と炭素効率を支援
  3. 使用済みガラスのリサイクルを奨励
  4. 欧州の産業基盤を強化

本記事に関する問い合わせ先
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