【ガラス設備】SKILLGLASS社:1台で各種加工に対応 縦型加工機 国内導入進む

ガラス・建装時報 2024年1月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)


TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、イタリア・スキルグラス社の縦型CNC加工機「SKILL E―D101」シリーズを販売している。スキルグラス社は縦型加工機に特化した設備メーカーで、穴開け機やミーリング加工機などさまざまな製品をラインアップする。「SKILL E―D101」シリーズは、加工のタイムロスを削減する搬送・加工方式を採用した縦型のCNC加工機で、穴開け、ミーリング、外周加工を1台で対応可能。工場スペースに限りがある日本で縦型加工機の需要が高まっており、国内への導入実績が進んでいる。

「SKILL E―D101」シリーズは、穴開け、ミーリング、外周加工などの複数のプロセスを1台の装置に集約した縦型のCNC加工機。水平方向の外周加工が可能な10㌔㍗仕様のスピンドルを2軸備え、他社製と比べて高い生産性を誇る。サクションカップがガラスを板載せ・下ろしエリアへ搬送する従来の一般的な搬送方式とは異なり、独自のサクションベルト形式での搬送システムを構築。ガラスの連続投入が可能となり、加工が終わったガラスを下ろす間の待ち時間を短縮できるので、タイムロスを削減する。

入口・出口のサクションベルトがそれぞれ中心にフリースペースを持つように配置されており、他社製では穴開け・ミーリング加工が難しいガラスサイズでも加工が可能。一般的なサクションカップでは加工中に水が当たるため経年劣化が激しいが、サクションベルト方式は耐久性が高く加工品質を維持できる。

近年、工場スペースに限りがある日本において、平型よりも省スペースとなる縦型加工機の需要が高まっている。自動化の観点からも検討が進んでおり、国内の引き合いや導入事例が増加しているという。

加工可能なガラスサイズは、最小600×300㍉、最大は3000×2000㍉、4500×2600㍉の2タイプ。いずれも板厚は4~20㍉に対応。通常のガラスの他、異形や合わせガラスにも対応する。

スキルグラス社は1999年創業。競合メーカーが平型・縦型いずれの加工設備を製造販売する中、縦型加工機のみに特化して製造・販売。縦型のCNC加工機以外に縦型穴開け・ミーリング専用の「DRILL1600」シリーズ、縦型外周加工専用の「SKILL SFILL」シリーズなどがある。


<今回のメーカー>
以下画像をクリックしていただくとメーカーのウェブサイトにアクセスできます

イタリア・SKILLGLASS社

本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ/設備グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

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