ガラス・建装時報 2023年12月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)
TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、イタリア・フォーレル社製のサーモプラスチックスペーサーの塗布装置(アプリケーター)「ART.TA」を販売している。サーモプラスチックスペーサーは熱可塑性樹脂製のスペーサーで、高断熱な性能面だけでなく、製造において高いレベルでの自動化・省人化を実現可能で、世界的に需要が高まっている。同社では、イタリア・フェンジー社製のサーモプラスチックスペーサー材「BUTYLVERTPS」も取り扱っており、TPS複層ガラス製造ラインの設置から副資材の供給までワンストップで提供する。
サーモプラスチックスペーサーは、従来のアルミスペーサーなどに代表されるリジッドタイプのスペーサーとは異なり、材料をガラスに直接塗布することによって成形するスペーサー。主にポリイソブチルを主成分としているため、ガラスとの接着性に優れており、従来のリジッドタイプのスペーサーで用いられている1次シールが不要。また、材料には予め乾燥剤成分が混合されており、スペーサーへの乾燥剤の封入も不要となる。リジッドタイプのスペーサーでは複層ガラスの空気層幅に応じたサイズのスペーサー・アクセサリーを在庫する必要があり、サーモプラスチックスペーサーではドラムの材料さえあれば、アプリケーターが空気層幅を調整して押出して塗布することが可能。ドラム缶以外の在庫が不要となるため省スペース化できるほか、スペーサーの組立・貼付の工程が不要となるので、自動化・省人化が可能。
また断熱性能においても、リジッドタイプの樹脂スペーサーに並ぶ高断熱性を有する。
サーモプラスチックスペーサーの導入には専用アプリケーターの他、TPSに対応した複層ガラス製造ラインが必要となるが、今後ますます加速していく省人化の需要に応えることが可能。
フォーレル社製TPSアプリケーター「ART.TA」は、同社製の複層ガラス製造ライン「HIGHTECH」シリーズに組み込むことで使用可能なTPSの塗布装置。ガラスの投入後は人の手を介さず複層ガラスの製造ができるため、高いレベルの自動化・省人化を実現。ART.TAで形成可能なスペーサーの高さは標準7ミリで、空気層は6~20ミリで調整可能。TPS材料を高温でコントロールし、ガラス上に直接塗布してスペーサーを形成する。
また、フェンジー社では、フォーレル社製アプリケーターと好適に組み合わせて使用することができるサーモプラスチックスペーサー材「BUTYLVERTPS」シリーズを供給している。同社では世界的に高まりつつあるサーモプラスチックスペーサーの需要に応えるため、製造ラインや倉庫の増強など積極的な投資を行っている。サーモプラスチックスペーサー材は1ドラム215KG入りで、標準の荷姿は1パレット上に2ドラムが積載されている。
この他にも、フェンジー社では複層ガラス用2次シール材「THIOVER 」シリーズを販売しており、サーモプラスチックスペーサーとの相性を保証する。
サーモプラスチックスペーサー複層ガラスの製造ライン設置から副資材の供給までワンストップで提案する。


<今回のメーカー>
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本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 設備グループ/資材グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com


