
Glass for Europe(欧州のガラス業界団体、以下GfE)の事務総長であるBertrand Cazes氏は、「板ガラス業界におけるサステナビリティ(Sustainability in the flat glass sector)」という論説の公表にあたり音声コメントを発表しました。同コメントでCaze氏は「エコデザインに対する配慮は長年にわたって浸透しつつあり、板ガラス業界の現在及び将来の開発目標の中核となっています。」と述べています。
- 板ガラスは、その製品が使用される産業においてサステナビリティ(持続可能な社会)を実現するために、エコデザインを配慮して開発されています。
- 板ガラスは、建築及び自動車業界において安全・安心・耐久性を保証しつつ、エネルギー効率を高めることで、CO2の排出を最小限に抑えます。
- 太陽光エネルギーの採取に、板ガラスは欠かすことのできない材料です。
- 板ガラスは永続的にリサイクルが可能な材料であり、多くの板ガラス製品はリサイクルを容易にするために「解体を前提にした設計」がなされています。
- 板ガラスの製造には改善・改良が継続して行われています。板ガラス業界では1990年以降、1トンのガラスを溶融する際に排出されるCO2排出量をすでに43%削減しており、さらなる排出量削減に向けた取り組みも積極的に行われています。
GfEは、持続可能な製品のためのエコデザイン規則(Ecodesign for Sustainable Products Regulation)に基づいた新しい製品設計の優先的事項に関する意見公募への応答として、欧州委員会の共同研究センターが実施した事前評価について見解を述べています。
「製品のデザイン性を高め、エコデザインに配慮し、製品のライフタイムを通じて環境負荷を低減することも、板ガラス業界の課題です。」と、Cazes氏は続けています。しかしながら、市場にある様々な製品の特性に配慮しつつも、逆効果を招く可能性のある過度に汎用的なアプローチを避けることが重要と言えます。
「エコデザイン規則が、特定の市場での失敗や業界と規則とのギャップを効果的にサポートできるように対応されていく場合は、皆が板ガラス業界とGfEに対して具体的かつ建設的な意見の提供を期待することでしょう。」とCazes氏は締めくくっています。
※本記事は、glassonline.comを運営するA151 SRL社に特別な許諾を得て掲載しています
※情報出展元:2023年5月11日 のhttps://www.glassonline.com/gfe-ecodesign-and-sustainability-in-the-flat-glass-sector/に掲載
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