ガラス・建装時報 2025年11月25日号に取り上げていただきました。
以下引用記事です。(メーカー名は一部カタカナ表記となります。)

TGM(東京都千代田区、弘中崇社長、03・6261・1260)は、オーストリア・ソフトソリューション社のガラスの欠点を検査する「LineScanner(ラインスキャナー)」、ガラスの反りを検査する「BowScanner(ボウスキャナー)」を販売している。このほど、本社に「ラインスキャナー」のデモ機を導入。国内でよりスピーディーに、ソフトソリューション社の最新ガラス品質検査装置を使ってサンプルテストの実施が可能になる。
「ラインスキャナー」は平型、縦型の2種。品質検査用高精度スキャニング技術で、単一のガラスだけでなく、複数のガラスの連続検査が可能。コーティングの有無、仕様範囲内の反りの有無の他、単板ガラス、複層ガラス、合わせガラス、強化・倍強度ガラス、加工ガラスなど、透明な板ガラス製品のあらゆる品質を検査できる。傷、異物、汚れ、ブチル系欠点などの製品の品質、寸法誤差、穴位置、穴径などの寸法的不良を極めて正確に検査・検出・分析し、生産する全てのガラスが最高水準の品質と性能を満たすオールインワン設計。
欠点の根本原因を特定し、対処するための詳細なリポートを作成。ガラスの検査情報・寸法情報・欠点情報など独自の90度テレセントリック光学技術を用いることで、あらゆる種類のガラスの品質、寸法、アニストロフィー(異方性)を測定できる。
品質管理の工程を一括して合理化できる。ガラスの表面やエッジに生じる不適合、寸法の誤差などを高精度で検出、分析し、製造した全てのガラスが一定の品質基準を満たすよう、リアルタイムで管理。特に、製造ライン上で連続検査が可能で、工程の中断なく品質を確保できるので、現場の効率化に大きく貢献する。この技術を製造工程に導入することで品質管理の精度が高まり、検査結果の蓄積による継続的な改善、トレーサビリティーの実現、顧客満足度の向上につながる。
AIでガラスの品質を向上する。システムは学習・適応し、今後の判定を改善。誤った品質判定を減らす。
新しく開発した「LineScanner Management Console(ラインスキャナー・マネジメント・コンソール)」は生産中の全スキャナーの現状をオンラインで確認できるので、広範囲の自動化とワークフロー制御に統合可能。検査されたガラスの総数や総面積の判定結果に加え、本体の稼働状況、各検査に要した時間など、詳細な情報を自動的に取得し管理している。これらの情報は、サービス要件の把握にも活用することができる。現
在の生産数とそれに対応する品質結果といった、利用者にとって最も重要なラインのステータスをリアルタイムで提供できる。
データ記録システム「アーカイブデータベース」は、「ラインスキャナー」からのデータを取り込むことができ、個別のERPデータと連携可能。評価を含めた特定のガラスやスキャンの情報の検索、ガラス・スキャン1枚につき証明書を印刷できる。スケジュールに基づいた自動リポートを作成し、重要なワークフローの効率化、問題を低減するための個別の統計データとして活用できる。
ガラスの反り検出 「ボウスキャナー」は、特に合わせガラスや強化ガラスを製造するガラス加工メーカー向けに設計されており、ガラスの全体的な反り(ボウ)を検出することで、製造時の損失を最小限に抑え、生産効率を最適化するソリューションを提供する。
毎秒60回の驚異的な速度で正確に測定し、全てのエッジと対角線の合計たわみのデータを提供。ガラスの表面プロファイル(形状)を色調で表示し、効果的な分析をサポートする。工程を最適化して破損のリスクを軽減。反ったガラスが複層ガラスや合わせガラスに使用されるのを防ぐことで、ダウンタイムを防いで高い製品品質を確保する。縦型設置のため、既存のガラス加工工程に容易に組み込むことができる他、「ラインスキャナー」とシームレスに統合でき、スタンドアローンシステムとして使用することもできる。
ソフトソリューション社は2000年にオーストリアで創業。ガラス産業向け自動品質保証システムの開発・製造において、世界ナンバーワンの企業。安定性、操作性、性能で利用者に利益をもたらす高性能技術を20年以上提供する。2021年、スキャナーによる品質検査のスペシャリストである米ライトセントリー社と合併。製品を補完し合うことで、確固たる地位を築いている。

本記事に関する問い合わせ先
株式会社TGM 営業部 資材グループ
TEL: 03-6261-1260 MAIL: general@tgm-japan.com

