【VITRUM2021特集 第2回】貴重な現地レポートを全6回にわたり連載!

皆様こんにちは! TGM way 編集チームです。

10月12日(火)更新の前回記事でお知らせしました通り、先週の10月5日(火)~10月8日(金)の4日間、イタリア・ミラノ市内の展示会場にて、ガラス業界向けの国際展示会であるVITRUM2021が開催されました!

今回は当社社員の参加は叶いませんでしたが、当社のイタリア出先機関であるMG Services社が現地訪問を行い、展示会全体の視察はもちろん、当社取扱いの各メーカーのブースを訪ね、展示内容の視察やインタビューを実施してきました。TGM wayでは、全6回(予定)に分けて、その様子をお伝えしていく予定です!是非チェックください!

VITRUM特集2回目となる今回は、スペインのTECGLASS社、イタリアのDELTAMAX社及びOPTIMA社の展示・インタビューの様子をお伝えします。3社の簡単なプロフィールは下記の通りです。

1. スペイン・TECGLASS社:板ガラス用のセラミックインクジェット印刷機、インク、並びに周辺設備を開発・製造しています。建築ガラス、自動車ガラス、産業用ガラスそれぞれに最適な印刷機ラインナップを持っており、世界各国のユーザー様に高い評価を受けています。同社の印刷機を用いたオンデマンド印刷による装飾ガラスや機能性ガラスは用途が近年大きく広がってきています。

2. イタリア・DELTAMAX社:板ガラス用の各種欠点検査装置や、検査装置と機械機構を組合わせたNG品自動抜き取り装置といった品質管理システムなどを開発・製造しています。特に、製造ライン上で指紋や水痕などの微細な欠点も検出が可能な同社のQPLUS欠点検査機シリーズは、複層ガラス製造ラインなどで高い評価とともに活用されています。

3. イタリア・OPTIMA社:特に板ガラス業界に25年以上多様なソフトウェアを提供してきた専門メーカーです。提供可能なソリューションは多岐に渡り、切断パターン作成ソフトや加工プログラム作成ソフトいった単体設備向けのソフトウェアを始め、倉庫システム(ガントリー・シャトルなど)、切断ライン、複層ラインなど複数の設備/ラインやユーザー様のERPを連動させ運営する同社の統合ソフトウェアは数多くガラス加工工場に導入されています。


1. スペイン・TECGLASS社


TECGLASS社のXose HERMIDA GARCIA氏

TECGLASS社は、COVID-19の厳しい2年間を経て、インクを作るための材料、部品、製品の不足などの問題に直面しているものの、非常に順調に回復しています。

確かに、従来の価格を維持するために最大限の努力をしたにも拘わらず、原材料の値上がりにより価格改定を余儀なくされたのも事実です。主な問題はインク原料の調達に関するものでしたが、それでもTECGLASS社の不断の努力により、世界的なサプライチェーンの問題にも拘わらず、お客様へのインクのリードタイムは殆ど変わりませんでした。

TECGLASS社は家電などの産業用、建築用、自動車用など幅広い分野に製品を提供しており、お客様の要望に耳を傾け、ニーズを満たす最適な方法を見つけ、全ての人に適したソリューションを提供することをブランドの目的としています。現在、最も好評なのはVitroJet Single Pass(自動車用)とVitroJet FS Type(建築用)となっています。

TECGLASS社は、渡航制限が緩和され、皆様と一日も早くお会いできることを楽しみにしています。また、製品に興味をお持ちの皆様には、スペインのショールームでいつでもご要望に応じてライブデモンストレーションを受け付けています。

2. イタリア・DELTAMAX社

DELTAMAX社のGianluca DIENER氏

DELTAMAX社は、イタリア市場で再び力を発揮し始めています。イタリア政府のインダストリー4.0に関する優遇措置のおかげで、延期されていた多くのプロジェクトが再始動し、続々と成功を収めています。

しかし、海外では状況が大きく異なり、渡航制限により機械の設置が困難になっています。これは、販売にも影響していますが、やはり設備の据付・立上げが最も影響を受けています。

DELTAMAX社は、開発に3年の歳月を費やし、ガラス市場向けに切断ライン用の「ベストソリューション」とも言えるGlassInspector OPT *を完成させました。

* ガラスを切断する前段階に設置し、素板の欠陥を見つけ、その位置をサードパーティのソフトウェアに送信し、切断を最適化できるモジュラーシステムです。

もうひとつの目玉は、完成後の複層ガラスに付いた汚れや気泡、傷などを検知するシステム「IGUスキャナー」です。

また、スマートグラス(ゴーグル)を使ってオペレーターがガラスの欠陥を識別できるようにする特許取得済のシステムを現在も実用化に向け開発中です。実際の生産現場において不便なく使用できるようになるまでにはまだ長い道のりがありますが、AR(Augmented Reality:拡張現実)技術を利用した未来はすぐそこまで来ています。

3. イタリア・OPTIMA社

OPTIMA社のCristian ZANCA氏

OPTIMA社の市場状況は、スペイン、ポルトガル、イタリア、ポーランドなどのヨーロッパ諸国を中心とした複数のプロジェクトの成功により、この2年間で大きく前進しました。イタリア政府がインダストリー4.0を推進したことも、大きな要因となりました。

アジア圏に関しては、支店を持っている中国に主軸を置きつつ、アジア太平洋圏での売上を伸ばしています。

販売数量では、同社のベストセラーであるOPTY-WAY(板ガラス取り合わせ最適化ツール)が最も多いですが、近年では、工場全体の工程管理やトレサビリティー、そして受発注管理を改善するために役立つ包括的なシステムに対する需要が急速に高まっていることから、OPTY-WAY ENTERPRISE *が急激に実績を伸ばしています。

* Opty-Way Enterprise は、ガラス切断の最適化や強化ガラス加工、合わせガラス加工、スクリーン印刷、研磨、面取り、穴あけなどのあらゆる加工設備の処理操作を管理するために使用できる製造装置機器の「自動化」機能と連動することにより「省人化」と「製造品質をコントロールする」板ガラス加工の統合生産システムです。

2020年はパンデミックの影響を受けてビジネスが減速したものの、定点で見ると売上高は順調かつ急速に成長しています(毎年20%増)。

DELTAMAX社、BOTTERO社、FOREL社などの機械メーカーとのコラボレーションにより、最適化ツールの分野におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立し、製品の継続的な改善に大きく貢献しています。

OPTIMA社の最大のニュースは、お客様が自身の生産活動を自己管理できる追加ソフトウェアを開発したことにあります。注文状況の管理・発注・確認、見積もりの入力、運送状のダウンロードなどを各自で行うことができます。

ウェブベースのプラットフォームは、高度にカスタマイズ可能で、お客様が工場内の全てのプロセスを管理・監視することを可能にしています。最終的には、お客様が必要とする情報にアクセスして注文を更新し、最も進んだケースでは、お客様自身が直接注文を行うこともできます。


前述の通りTGM wayでは今月、複数回に分けてVITRUM2021の関連情報や当社取扱いメーカーのインタビュー動画、展示内容などをレポートしていく予定です。VITRUM運営委員会から正式な来場者数や出展社の属性などの統計データがリリースされた後、そうした情報もTGM way上でレポートしていく予定をしています。視察を検討していたが断念された方、これまで視察した事が無いが興味がある方などに向けて、現地の情報をお伝えできればと考えておりますので、是非引き続きチェックしてください!

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